第10話 人間犬マリー

どれくらいたったろうか。玲奈にはわからなかった。ある時、陽子が部屋に裸の人間犬を引いてきた。香苗だった。四つん這いでグーの手をしている。ふさふさの尻尾がついている。目から涙が溢れている。

「新しい人間犬マリーよ。マリーが人間犬の生活に馴染むまで面倒を見てあげて」

裸のマリーの股間には、もう小さなちんぽはなくなっていた。女の陰裂が走っている。茂みももうない。丸見えだ。

「これからマリーは花子と一緒に、ここでドッグフードよ。おトイレは一緒」

陽子が二人分の犬用のお皿を用意する。片方に花子、片方にマリーと書かれている。陽子はお皿をドッグフードで山盛りにした。

「二匹のお世話は優香に任せることになるわ。早苗のお母さんだったんですもの」

そう言って、陽子はにたっとわらった。

玲奈とマリーは山盛りのドッグフードをこりこりと食べた。

「大人しくしていてね」

そういうと陽子は出て行ってしまった。玲奈はマリーに近づいた。グーの前足でマリーのグーの前足を掴んだ。玲奈と同じように指だった部分には人工肉球が埋め込まれている。手はもう開かない。前足になっている。膝も90度以上には真っ直ぐにならない。マリーは玲奈に抱きついた。マリーの体は暖かく柔らかい。

マリーは雌になって日が浅く、砂場でのおしっこがあちこちへ散ってしまう。カーペットを汚してしまったマリーは陽子に尻尾を握られて怒られた。

「ちゃんと砂場の中にしなさい」

尻尾をにぎった陽子はマリーの白いお尻をぶった。

玲奈は、マリーがおしっこをする時には、グーの前足でうまく真新しい小陰唇を開くように教えた。2回目は、マリーはうまくおしっこをすることができた。玲奈はその露を舐めてあげた。自分ではおしっこの雫は拭けないが、2匹なら舐めあうことができる。2匹で協力することを、玲奈は体で教えた。玲奈がおしっこをした後はマリーが舐めてくれた。夕食は、陽子の部屋で、レオンを交えた3匹で仲良くドッグフードを食べた。

マリーがレオンの檻で眠るのは初めてだった。レオンがマリーの匂いをくんくんと嗅いだ。しかり、マリーの上には乗ってこなかった。

別の日、マリーとレオンを交尾させるために、花子がされたみたいに、青いビニールシートを敷いて、マリーに獣臭のする茶色い液体をべたべたと塗りたくった。レオンはその匂いを嗅ぐと、マリーの上に乗ってきた。レオンがマリーの犬用の膣穴に、ペニスを押し込んできた。茶色い液体でべとべとの膣穴はレオンのペニスを飲み込んだ。玲奈は、マリーのクリトリスを優しく、グーの手で擦ってあげた。膣穴からは蜜が流れ始めぐしょぐしょになる。レオンのペニスが奥までぐっとはまり込む。そのままの体勢で、レオンはマリーの中に射精した。マリーは玲奈が離れた後は、自分のグーの手でクリトリスをこすりあげた。レオンが行くと同時に、ああっ、と人間の声をあげて、行ってしまった。レオンはマリーを雌犬と認識したらしかった。

3匹で檻で寝ていると、レオンはマリーにも乗ってくるようになった。マリーはグーの手でクリトリスを擦り、四つん這いでレオンを受け入れる。

蜜と精液でぐしょぐしょの新品の女性器を玲奈が舐めてあげる。一人では朝まで我慢しなければいけなかったのだ。かぴかぴになるまで。

朝になると、マリーの母親、優香が2匹をお風呂場で洗ってくれる。雌の人間犬になってしまった息子の乳房や、新しい女性器を丹念に洗う。もう2度と開かないグーの前足も愛おしそうに丹念にあらう。これで歩いているので少し固くなってきている。マリーも花子も立つことはできないので、お風呂の中でも四つん這いで湯船に向かう。それぞれを優香が抱えて、湯船に入れてくれる。

レオンが乗ってこない夜は、玲奈はマリーと抱き合った。お互いの膣穴をお互いのグーで擦りあった。マリーは女の喜びを知ったようだった。ペニスだった部分は小さなクリトリスに作り変えられている。ペニスだった時よりも敏感になっているようだ。男と違って女はなんどでもいける。射精という出口がないのだ。マリーは女の快楽に溺れていった。

マリーがちゃんとレオンと番えることができるとわかると、玲奈の役割は終わりだ。玲奈は再び、美香のお屋敷に戻された。

1年後ぐらいに、玲奈は美香と、マリーを訪問した。マリーが仔犬を産んだのだ。

「ついに、マリーが仔犬を産んだわよ。見てあげましょうね」

マリーは、部屋のレオンの檻にいた。大きくなった乳房で仔犬たちに母乳をあげている。仔犬たちがマリーの乳房に吸い付いている。すっかりマリーは人間犬になっていた。

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