第11話 茜の女としての幸せ

茜はその翌日も栄子と膣の拡張訓練をした。

「昨日は、旦那様のが入ったの。旦那様はゴムをつけて、ローションを塗ってくれたわ。昼間やった練習のおかげ。ありがとう」

「まだ、まだ、広げないとね。ローションなしでもスムーズに入るように。今日も練習しましょう」

茜はキングサイズのベッドにショーツを脱いで、M字に開脚して横になった。

「ローションなしでも大丈夫なようにたっぷり濡らすわよ。まずは自分で乳首をいじって」

茜は、着ていた部屋着用のTシャツを脱ぐと、ぷっくらとした女の乳首をいじり始めた。茜の乳首は、男だった頃とは全然違い、太く大きく、ぷっくらとしていた。茜はその乳首をこりこりといじり始めた。茜は中学、高校と、自分でオナニー をするときは、まずはこの大きくなった乳首をいじることから始めていた。

こりこりといじると、女の乳首は、ちんぽみたいに固く勃起する。そこから激しい快楽の波が発生する。そうすると、同時にちんぽが切り取られて平らになった女性器もむずむずして、じんじんし始めるのだ。

固くなった乳首をこりこりいじりまわすと、膣穴から蜜が溢れ始める。

「蜜がでてきているわ。ローションなしで、少しずつ入れていくわね」

栄子は膣穴にゴムを被せたディルドをあてがうと、ゆっくり押し入れる。

「あまり、スムーズにははいらないわね。クリをいじってあげる」

栄子がクリをいじりはじめる。クリがちんぽみたいに固く勃起し始める。

茜にはちんぽが勃起しているみたいだった。さらに蜜があふれてくる。

クリトリスがじんじんし、快楽の波が発生する。栄子はクリトリスをいじる左手をとめた。

「クリで行っちゃだめよ。中まで入れるんだから」

栄子は入り口のところで出し入れして、浅瀬の肉襞を激しくこすった。

肉襞から快楽の波が発生する。

「気持ちいい。すごくいい。行きそう」

「まだ我慢して。ゆっくり中まで入れていくわ。奥まで届いたら、なんどか

出し入れしてあげる。そうしたら、行っちゃっていいわよ」

栄子は少し入れては擦り、少し入れては擦りして、ディルドを中へ押し込んでいく。

「だいぶ、入ってきたわ。痛くないでしょう?でも、なかなか入らないわね。膣の締め付けが強いのね」

そう行って、さらに中にこすりながら入れていく。

茜は行きそうになるのを必死に我慢した。ちんこがあった位置に新しく穿たれた膣穴にディルドが深くまで挿入されていることが感じられる。自分の膣穴がそれを締め付けていることも感じられる。

「ほとんど入ったわ。膣穴は蜜でべとべとよ。すごいわね。全ての肉襞から蜜が溢れているみたい。さあ、こするわよ。行っちゃっていいわよ」

栄子は深くまで差し込まれたディルドで子宮口のあたりをずんずんとついた。そこからも大きな快楽の波が発生する。肉襞がこすられ、子宮口のあたりがつかれ、どちらからも快楽の波が発生し、それらが干渉し合い、大きな津波になる。その津波に茜の意識は飲み込まれそうになる。快楽の激しい電流が茜の体を走る。

「ああっ、いっちゃう、いっちゃう」

そう言って、茜は体をガクガクさせながら行ってしまった。

「これなら大丈夫そうね。もう、練習は必要ないかも。今日は旦那さんに試してもらいなさい」

茜は体から汗を流し、白い肌を紅潮させていた。

「まだ、おまんこがじんじんするの。むずむずするの。もう一度したい」

「女の子の体は何度でもいけるからね。男みたいに射精って出口がないから快楽が消し炭みたいにのこるのよ。ディルドでいけるだけ行かせてあげるわ。そのほうが練習になるでしょう?」

そういうと、栄子はもういちど、蜜でぐしょぐしょの膣穴をいじり、ディルドを挿入した。蜜でさらに挿入しやすくなっている。もう、ローションは不要だった。茜の膣穴は、ローションがいらないくらいに、淫乱に濡れるのだ。

男だったときのちんぽの切り株は、すっかり女のおまんこになっていた。

栄子にディルドを差し込まれて、体力が尽きるまで行かされた。茜がぐったりすると、栄子が茜をささえて、お風呂場に連れて行った。

「もう、大丈夫ね。もっとかかるかと思っていたけれど、すっかり準備ができたわね」

「ありがとうございます」

「すっかり、茜は女よ。旦那様から愛してもらいなさい」

お風呂場では、茜は栄子と体を洗いっこした。栄子の体からはソープの匂いだけではない、いい匂いがする。それは茜も同じだった。茜の体からは女の匂いがするのだ。

その夜遅くに、幸雄が帰ってくると、さっそく、茜を抱いた。茜の着ているものを脱がせ、キングサイズのベッドに仰向けに寝かせた。両足を立てて、M字に開かせた。

幸雄は茜の乳首をいじり、クリトリスをいじり、膣穴から蜜が溢れてくると、生でローションをつけていないちんぽをゆっくり挿入した。

「ちゃんと入れば合格だ。茜は卵巣がないから、中出ししても妊娠しないからな。これからするときは、ずっと生で中出しだ」

「は、はい。入れてください。入ると思います」

幸雄は濡れている膣穴深くにちんぽを挿入した。茜はもう痛がらなかった。

「ちゃんと入ったな。さあ、本番はこれからだ」

幸雄は茜の細い腰を抱くと、腰を振って、ちんぽで茜の子宮口あたりをずんずんついた。それに伴い、ちんぽにまとわりつく肉襞が激しくこすられた。茜は幸雄にしがみついた。幸雄からは男の汗臭い匂いがする。中学のときに、体育が終わって、男同士で着替えたときに嗅いだようなすえた匂いだ。もう、茜からは立ち上らない匂いだ。

「いくぞ」

そういうと、さらに幸雄は激しく腰を振り、茜の中で射精した。茜も幸雄にはげしくこすられて、限界だった。

「私もいっちゃう、ああっ、だめっ」

と叫んで行ってしまった。

その後で、茜は幸雄と仲良くお風呂場でお互いの体を洗った。茜にはまだ、どこか男同士で入浴している気分があった。

幸雄は白くて美しい茜の裸体をみて、十分に満足だった。男から完全に女に変わった男を抱けるのだ。男だったから、男と一緒にいるのは当然であり、女としての恥じらいは薄いのだ。女の世界への新参者であり、女としての恥じらいがまだ身についていないのだ。だから、新婚ということで、幸雄と暮らし始めても、あまり女の恥じらいをみせず、幸雄のいうがままなのだ。そこが茜の愛おしく可愛らしいところなのだ。それが幸雄を十分に満足させた。

茜は、幸雄がじっとみていることに気がつくと

「なに?どうしたの?」

と可愛らしい声で声をかけてくる。

「なんでもない。茜がきれいだから見ていたんだ」

「嬉しいわ」

全裸で白い肌、きれいな乳房を見せながら、茜がいう。

その夜、幸雄は茜を抱きしめて眠った。茜は本当に女らしいいい匂いがする。これが男だったのだと思うと、幸雄は興奮した。

新婚旅行の日がやってきた。クルーズ船でハワイまでいくのだ。栄子に手伝ってもらって、茜は荷作りした。大量の荷物が必要だ。女は、船上ではドレスに着替えなければならない機会が何回もあるのだ。だから、何着も持っていかなければならない。

荷造りがおわり、船に送ってしまうと、茜は幸雄と腕を組んで出発した。ハネムーンではどこからどうみてもお似合いのカップルだった。

夜に部屋で茜を抱きながら、幸雄が言った。

「茜、来年には子供を産んでもらう。卵子はちゃんと用意してあるからな。茜は妊婦になるんだ。胸も大きくなって、母乳がでるようになるんだ。楽しみだ」

茜は自分のお腹をさわってみた。ここに新しい命が宿るのだ。男だったときには想像もしなかったことだ。とても不思議な気分だった。

 

その次の年に、茜は可愛らしい女の子を産んだ。胸がはり、母乳がでるようになった。茜は娘を母乳で育てている。姉の恵子がときどき、遊びにくる。

「妹に先を越されちゃったわね。可愛らしい赤ちゃんね。茜はおっぱいがでるのね」

「私も不思議な気分。おっぱいがちゃんと出るなんて思わなかった」

「茜が妹になってくれて、本当によかったわ。茜のあの時の選択は間違いじゃなかった。茜はお母さんとしては先輩ね。これからもずっと一緒にいられるわ。すごくうれしい。男の子のままだったら、二度と会えなくなっていたかもしれないわ」

そういうと、恵子は茜に抱きついた。

「茜、乳臭いわね。お母さんの匂いがする」

「だって、もうお母さんなんだから」

「幸雄さんは、抱いてくれるの?」

「ええ、赤ちゃんを産んでからも、毎晩、抱いてくれるわ。私のおっぱいを赤ちゃんみたいに吸うのよ」

そう言って、茜は微笑んだ。茜は女になり、母になったのだ。

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