第3話 ニューハーフとしてのデート

ミカはニューハーフとして客を取るようになった。それでも、自由な外出は許されなかった。綺麗に直腸洗浄をして待っていると、男たちがミカの枷を外し、ホテルへ連れて行くという流れは変わらなかった。どの客も優しく、女らしいミカの体と小さくなってもう勃起しなくなってしまったちんぽを可愛がってくれた。どの男からも男の体臭がする。たばこの匂いのする男もいる。ミカの体からはそれとは逆のいやらしい女の匂いがするのだ。

ミカのアナルは十分に拡張され、お餅のように柔らかくなり、誰のちんこでもスムーズに飲み込むことができるようになっていた。

何度もミカを指名してくれる客とは、すっかり仲良しになっていた。そうした客は、ミカをとても可愛がってくれた。ミカはそういう客と会うのはとても楽しみだった。客はアナルセックスで自分の欲求を満たすと、ミカの前立腺をいじり、小さなちんぽをしごいて行かせてくれるのだ。

「ミカのちんぽはおっきくならないけれど、ちゃんと行けるんだね」

そう言って、うれしそうに右手でミカのちんぽをしごき、左手でアナルをかき回している。前立腺が刺激され、ちんぽの亀頭をいじられると、ぴりぴりとした快感が発生する。それはやがて、大きな波になる。ダム湖に水が溢れるくらいにたまると、ついに決壊する。ああっつ、もうだめ、もう行っちゃう。

「さあ、行ってもいいよ」

と言ってくれる。ミカは激しい快楽に全身を貫かれ、体をぴくぴくさせて、行ってしまう。勃起しないちんぽは、透明な液体をどっと吐き出す。男だった時にしていたオナニーとは全く別の快楽だ。男だった時は、射精したときに気持ちよくなってそれで終わりだが、ニューハーフの快楽はその後もお尻にじんじんと残り続けるのだ。ミカはこの前立腺オナニーにすっかり溺れていた。

部屋では、すみれが可愛がってくれる。ミカはすっかり逃げる気など失っていた。すみれはミカの直腸浣腸や、オナニーを手伝ってくれる。すみれとは体のすみずみまでを見せ合える関係になっていた。

すみれは自分のオナニーをミカに手伝わせる。まだ、ミカが男のようにちんぽが勃起していたときは、ミカとセックスをした。ミカが勃たなくなってしまってからは、その白い指で、クリトリスをいじらせ、膣穴をかき混ぜらせるのだ。

すみれは、お風呂でもベッドでも求めてくる。

ミカとすみれはお風呂もベッドも一緒だ。

一緒に湯船に入っていると、すみれが後ろから抱きついてミカの大きくなった乳房を触ってくる。

「ミカ、しよう。私の乳首をいじって」

うん、と頷いて、ミカは振り返ると、すみれの乳首をこりこりといじり始める。

「ミカのもいじってあげるわね」

そういうと、すみれは、ミカの女性ホルモンでぷっくり大きくなった乳首をこりこりといじり始める。ミカは女性ホルモンを打たれ続けて、乳首でも行けるようになっている。ミカはすみれの乳首が固く勃起してくるのがわかると、手を女性器にまわす。女性器のてっぺんにある、クリトリスをこりこりといじってあげる。クリトリスが固く勃起すると、膣から蜜が溢れてくる。

「すみれ、十分に濡れているわ。もう、びしょびしょ。中をいじってあげるわね」

「お願い、ミカ、中を激しくかき混ぜて」

ミカはぐしょぐしょに濡れた膣穴に、右手の中指と人差し指を入れて、激しくかき混ぜる。左手はすみれの右乳首をこりこりといじっている。ミカの右手が蜜でぐしょぐしょに濡れる。

「ミカ、いいわ。その調子、もっと激しく」

ミカはさらに激しくかき回してあげる。

「ああっつ、いいっつ。いっちゃう。いっちゃう」

すみれは激しく、女の声を上げて、体をびくびくっと痙攣させて行ってしまった。すみれはミカを抱き寄せる。すみれの体は、赤く紅潮し、牝の匂いを激しく放っている。

「すごくよかった。もう、1回して。」

うん、ミカはそう返事して、また、すみれのクリトリスをいじり始める。女は1度のエクスタシーでは満足できないのだ。1度は、2度になり、3度になる。すみれは、体力が尽きるまで行かないと満足できないのだ。それはミカがここでニューハーフとして暮らすようになって初めて知ったことだ。

ミカもまた、前立腺では2、3回は続けて行ける。少し、女に近づいているのだ。

「もう、十分に満足。シャワーを浴びて、もう一度浸かって、部屋に戻りましょう」

はい、ミカはそう答えると、二人でシャワーを浴びて、湯船にのんびりと浸かったあと、体のすみずみまでバスタオルで丁寧に拭いて、部屋着を着て、部屋に戻る。部屋では、お互いの濡れた長い髪に、丁寧にドライヤーを掛け合うのだ。部屋中に女のいい匂いが漂う。

「すごく、いい匂い。私はこのひとときが楽しいな」

「ミカはすっかり女の子ね。いままでは、ホテルでのお仕事だったけれど、デートのお仕事を入れてもいい頃ね。女としてデートして、それからホテルでセックスするのよ。せっかく洗浄したアナルが汚れるといけないから、飲み物ぐらいしか飲んではいけないけど」

「女として、外に出たことがないから不安。おかまにしか見えないかもしれない」

「大丈夫よ。ミカはどこからみても女の子。おトイレはもちろん女子トイレよ」

数日後に、馴染みの客からの指名があった。デパートでデートしてからホテルに向かうというプランだった。

当日、部屋に現れたのは、その客自身だった。ミカの足枷の鍵をもっている。

いつもなら、男たちに連れられ、リムジンでホテルに直行し、そこで客と会うのだが、こうして、部屋に客がやってくるのは初めてだった。

「やあ、おはよう、ミカ。今日はデートだ」

男は、ミカの足枷を外した。ミカはいつもの赤いハイヒールに、ストッキングに包まれた足を通す。

「今日は初めてのデートね。楽しみ」

そう言って、にこっと笑ってみせる。ミカは男に手を引かれ、エレベーターで地下に向かう。地下は駐車場になっており、たくさんの車が止まっている。ミカが地下にきたのは初めてだった。男はミカの手を引いて、自分の車のところに行き、助手席のドアを開けて、ミカを乗り込ませる。男は運転手席に座ると、静かに車を発信させた。

「ミカとのデートは楽しみだな」

男はミカをみてにこっと微笑んだ。

男は車を花園デパートのパーキングに停めた。ミカは車を降りた。今日のミカは、可愛らしいオレンジのワンピースを着せられている。肩から金色チェーンのエルメスのバッグを持っている。

「さあ、行こう」

男は運転手席から降りるとミカの手をとった。
ミカは男の腕にぶら下がって、デパートに入っていく。

「ミカ、お前に洋服をプレゼントしよう。まずは婦人服売り場だ」

「あ、ありがとうございます」

ミカは緊張していた。女の格好をしての外出は初めてだった。それに婦人服売り場。今までは、全く足を踏み入れたことのないお店だった。
お店につくと、

「さあ、どれがいい?」

男は、ミカに似合うものを選ぶと、ミカに当ててみる。

「これがいいんじゃない?ミカはどう?」

「なかなか、かわいい」

「試着してみよう」

「し、試着?」

男は売り子の女性を呼んで、ミカを試着室に案内させる。ミカは女性として、婦人服売り場の試着室に入るのは初めてだった。男が選んだ、可愛らしい花柄のワンピースを持って、試着室に入ると、仕方なく、着ているワンピースを脱ぎ、着替え始めた。試着室の大きな鏡に、女の体のミカが映っている。どこからみても女の体だった。着替え終わると、カーテンを開けた。男が立っている。

「すごく、似合っている」

男が褒めてくれる。

「これにするか?」

「もう少し、見てみる」

ミカは男と何着か選び、試着して、1着を買った。可愛らしいベージュのブラウスと、紺のフレアスカートだった。

ミカは男とデパートにある喫茶店、『はるか』に入った。一緒にアイスコーヒーを飲んだ。ミカのストローにピンクのグロスのあとがつく。ミカはもう女だった。アイスコーヒーを飲んで、ミカはトイレに行きたくなった。

「おトイレに行きたいです」

とミカが小さな声で言うと、男は伝票を掴んで、一緒に喫茶店をでた。

「近くで待っているから、行っておいで」

ミカは、トイレに向かった。もちろん、女子トイレだ。女性が並んでいる。ミカはその最後尾にならんだ。男子トイレは誰も並んでいない。前の女性の甘い香水の匂いがする。ミカには初めての女子トイレだった。自分の順番がくると、個室に入る。女子トイレには汚物入れがある。すみれが教えてくれたことだ。ミカはすみれの全てをみているので、すみれの生理も、ナプキンも全て見ている。すみれも恥ずかしがらず、全てミカに見せてくれる。
「いずれは、ミカは私と同じ体になって、生理を経験するんだから、見ておきなさいね」そういって、見せてくれたのだ。今、目の前に、経血でよごれたナプキンなどをすてる汚物入れがある。いずれは、女になって、これを使う日がくるのだ、もう男には戻れないのだとおもうと少しだけ悲しくなった。
ミカはワンピースをたくし上げ、ストッキングを下ろして、ショーツを下ろすと、小さなちんぽがぶら下がった。便器に腰掛けて小便をした。

ミカがトイレからでてくると、男が待っていた。

「ミカ、今度は水着を見にいくぞ」

「水着?」

「ああ、水着だ。次回は一緒にプールに行くからな」

ミカはすごく不安になった。次は女子更衣室に入らなければいけないのだ。小さなちんぽを見られたらどうしようと思った。

男はミカと手をつないで、水着売り場に向かった。水着売り場では、ミカに似合うワンピース水着を、一緒に探した。ミカに水着を試着させた。最初はブルーの水着。ミカは試着室に入って、ドキドキした。ちんぽが目立ったらどうしよう。ミカはショーツだけになって、ワンピース水着を試着した。ミカの小さなちんぽは全く目立たなかった。女性と同じに、ちんぽがある場所は何もないかのようだった。ミカは男と何着かの水着を見てけては試着した。そして、可愛らしいオレンジの花柄の水着を買ってもらった。次回、会うときは、これを着て一緒にプールに行くのだ。ミカはもう、女の世界の住人なのだ。女として、行動し、振舞わなければならないのだ。そのことがミカを不安にさせた。強制的に女にさせられたミカには女の流儀はよくわからなかった。すみれにいろいろ聞かなければ、と思った。

ミカは男とデパートをでると、車でいつもの通り、ホテルへと向かった。
男はミカの柔らかいアナルを存分に楽しむと、前立腺を使って、ミカを2回行かせた。ミカのぐったりした小さなちんぽからは透明な液体が溢れている。

「ミカはすっかり女だな。今、ミカの女としての貰い手を探している。その小さなちんぽともおさらばだな」

「どういうこと?」

「貰い手が決まったら、ミカはすっかり女の体に改造されるんだ。同然、そのちんぽも切ってしまう」

ミカは急に悲しくなって涙が溢れてきた。

「大丈夫。ミカはニューハーフから普通の女の子になるだけだから」

男はそう言って、ミカを抱きしめた。

男はミカをマンションまで送ってくると、ミカの左足に足枷をはめた。

「次回は一緒にプールに行くぞ、じゃあ、また」

ミカはすみれと一緒に男を見送った。

「楽しかった?」

とすみれが聞いた。

「うん。本物の女の子になったみたいだった。洋服と水着を買ってもらったの」

「ミカが女の子になる日が近づいているみたいね」

そう言って、すみれはミカをぎゅっと抱きしめた。

第1話 強制ニューハーフ

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