第6話 西本ゆいなとして

西本夫妻とゆいなを乗せたセダンは、郊外へと走っていく。黒塀の続くお屋敷があり、大きな長屋門の前を通り過ぎる。

「ここが、これからのゆいなの家だ」

長屋門を通り過ぎると、左手にシャッターの下りた駐車場がある。その前に車を止め、リモコンでシャッターを開け、中の照明をつける。広々した駐車場だ。そこにセダンを止める。

「かなとゆいなは先に行ってくれ。俺は車を止めてからいく」

かなとゆいなは車を降りた。

「ゆいな、これからここがあなたのお家よ。ゆうみが楽しみに待っているわ」

駐車場から続く小道を歩いていく。11月も終わりに近づいて、小道に並ぶ木々は葉を落としている。二人が玄関につくと、かなが玄関の引き戸を開けた。

「さあ、あがって」

かなは先にヒールを脱いで、かまちに上がる。ゆいなもパンプスを脱いで、かまちにあがる。誰かがこちらにやってくる。ゆうみだ。中学の頃とあまり変わらない。いくぶん、大人びた感じだ。

「ゆいな、会えるのを楽しみにしていたわ。まずは、私の部屋へ来て。いいでしょう?お母さん」

「ええ、後で、一緒にリビングへいらっしゃい」

「一緒に部屋に行こう。ゆいな」

そういうと、ゆうみはゆいなの手を半ば強引に引いて、自分の部屋へ連れていく。中学の頃は、ゆうみはお嬢様だというぐらいの認識しかなかった。あまり話したことはなかった。ゆうみは女子の中ではリーダー格で、男子の人気も高かった。当時の豊には話しかけるチャンスもなかった。ゆうみの部屋のドアには可愛らしい文字で、ゆうみの部屋と書かれた札がかかっている。中に入るとすごく女の子らしい部屋だ。いい匂いがする。中央に天蓋付きの大きなベッドがある。

「ゆいなはこれからここで私と暮らすのよ。お母さんがゆいなの部屋を用意したみたいだけれど。一人でいちゃだめ。いつも私と一緒にいなさい。その方が女の子の生活に慣れるのにいいわ。豊くん」

そう言って、ゆうみは微笑んだ。なぜ、ゆうみは知っているのだろう?知っていて、どうして同じ部屋で暮らすことを望んでいるのだろう?

「知っているの?」

「ええ、知っているわ。私は一応、知らないことになっているけど。外では知らないふりをし続けるわ。でも、2人きりの時は、私の豊君よ」

そう言って、ゆうみはゆいなに抱きついてきた。

「中学校の時は、ちらちらと見ていたのよ。かっこいいなって。女のいい匂いのする柔らかい体になったわね。すっかり女の子ね」

ゆうみはゆいなの体を触ってきた。ブラの上から胸を触り、スカートの上から女性器を触る。ゆいなは抵抗しなかった。

「本当に女の体なのね」

「私も触っていい?ゆうみがそんな風に触るなら、私にも触らせて」

ゆいなは、本気ではなかったが言ってみた。ゆうみの反応が見たかったのだ。

「いいわよ。触ってみて。本物の女の子の体を。男の子だったらこんなことは絶対にさせないけれど、ゆいなならいいわ。私、ゆいなの体を見てみたいの。
お風呂ではじっくり見せてね。私だけみるのも不公平だから、ゆいなも私の体を触っていいし、じっくり見てもいいわよ」

そういって、ゆうみは微笑んだ。

「じゃあ、さっそく触らせて」

そう言って、ゆいなはゆっくりとひうみの左の乳房に右手を伸ばした。ブラの上から柔らかい乳房の感覚が伝わる。

「やわらかいでしょう?ゆいなも同じよ」

ゆうみはゆいなの右手をとって、スカートの股間の部分に押し当てた。

「なんにもないでしょう」

そう言って、ゆうみは微笑んだ。

「さあ、部屋着に着替えましょう。私ので十分よ。今持ってくるわね。ブラウスとスカートを脱いで待っていなさい」

そういうと、ゆいなは部屋にある大きなクローゼットに向かった。ゆいなはブラウスとスカートを脱いで、畳んでベッドの上に置いた。ミント色のブラとショーツという格好になった。ゆうみが部屋着を持ってやってくる。

「ゆいなは可愛い下着をつけているのね。これは部屋着のワンピース。家ではこういうのを着るのよ。さあ、お母さんが待っているわ。リビングへ行きましょう」

ゆいなが部屋着を着ると、ゆうみはゆうなの手を引いてリビングへと向かった。リビングでは母のかなと父の巧が待っていた。

「一緒にお茶にしましょう。ゆいなが我が家に来て、家が賑やかになったわ」

かなが微笑んだ。4人で紅茶を飲んで、おしゃべりをした。ゆいなは喋り方もすっかり女の子だった。

「お母さん、ゆいなの部屋を用意したでしょう?ゆいなはこれからは私の部屋で一緒でいいって言ってくれたわ。一緒の部屋でいい?」

かなはちょっと驚いたようだった。

「二人がよければ、それでいいわ。でも、せっかく、ゆいなのために用意したのよ。ゆうみの部屋も狭くなるわ」

「じゃあ、クローゼットとかはその部屋で、一緒にいるのは私の部屋ならどう?一緒のベッドで眠りたいの」

「そ、それならいいわ。でも、ゆうみがそんなにゆいなと一緒にいたいって言い出すなんて思ってもみなかったわ」

結局、ゆいなはゆうみの部屋で暮らすことが決まった。一人になりたい時には、自分の部屋に戻れるように、部屋は確保されている。

その夜、ゆうみはゆいなをお風呂に誘った。

「一緒にお風呂にはいろう。もう、女同士」

ゆいなは戸惑ったが、結局は一緒に入ることにした。ゆいなは、ゆうみと一緒に、脱衣場で裸になった。ゆいなはゆうみの裸をみてドキドキした。女の裸は嫌という程見飽きているのに、中学の同級生の女子の裸を見るということは、ゆいなに特別な感情を抱かせた。

「ゆいな、ドキドキしているの?もう、同性なんだから、気を使わないの!」

ゆうみは美しい裸体を何も隠さなかった。胸はふくよかに大きく、股間のデルタ地帯は柔らかい草むらで覆われていた。

「体を洗いっこしましょう」

浴室に入ると、ゆうみが言った。う、うん、とゆいなは返事をした。ゆうみはゆいなをカランの前に座らせると、体の隅々まで、いい匂いのするソープで丁寧に洗った。

「ゆいなは本当に柔らかい女の体になったのね。あの豊くんだったとは思えないわ」

ゆいなの体を洗い終えると、今度はゆいながゆうみの体を洗う番だった。ドキドキしながら、ゆうみの体をいい匂いのするソープで丁寧に洗う。ゆうみの体は女らしくて柔らかい。洗い終えると、シャワーで丁寧に流した。髪もお互いに洗いっこした。お互いの髪からシャンプーのいい匂いが漂う。髪と体を洗い終えると、一緒に湯船に浸かる。西本家のお風呂は、旅館のお風呂のようにひろい。湯船も10人ぐらいは入れそうだ。それでも、ゆうみはゆいなにぴったりくっついている。うしろから抱きついている。

「おっぱい、触っていい?おまんこ、触っていい?」

う、うん、としかたなくゆいなは頷いた。ゆうみは、女の体になった豊に興味津々なようだ。ゆいなはもう豊ではない。すっかり女の体なのだ。それでも、ゆうみは、どこかでゆいなはまだ豊だと思っていて、どれくらい女の体になったのか調べたいのだろう。どんなに調べても、100パーセントゆいなの体は女なのだ。ゆうみがゆいなの乳首をこりこりと押し潰す。ああっ、とゆいなは声を上げてしまう。ゆうみの手がゆいなの小陰唇を押し開く。

「ここが、豊のおちんちんだった場所ね。クリは勃起するの?」

そういって、クリトリスをいじりまわす。

「そこだけは、男の子だった時みたいに勃起するの。ゆうみも同じでしょう?女の子が勃起するなんておもわなかった」

「私もちゃんと勃起するわ。朝立ちだってするの。これからは女の子の体について、いろいろ教えてあげるわ。生理はまだ?」

「まだ」

「生理について、詳しく教えてあげるわね。お腹がちくちくいたいと思ったら、生理がくる証よ。その前に、気分の落ち込みが来るわ。女の子の気分はジェットコースターのように上下するのよ」

そういいながらも、ゆうみはゆいなのクリトリスをいじり回し、蜜が溢れ始めた膣穴に指をいれて、浅瀬をかき回し始めていた。ゆいなのクリトリスが固く勃起する。

「ひだひだが気持ちいいわ」

「そんなにすると感じちゃう」

「行っちゃっていいのよ。私にはまだ、豊が異性って感じなの。どう考えても女の子なのに。女の子同士ならエッチな気分になんかならないのに、ゆいなとだとエッチな気分になっちゃうの」

ゆうみが、さらに膣穴をかき混ぜると、激しい快楽の電流が全身を貫いた。ああっつ、だめっつ、と声を上げて、ゆいなは行ってしまった。

「今度は、ゆいながして。豊として、女の子のゆうみを犯している気分で」

う、うん、そう言って、ゆいなは振り向くと、ゆうみのピンクのぷっくらした乳首を左手でこりこりといじった。右手でクリトリスをまさぐった。ゆいなはすみれと何度もえっちをしている。クリトリスがどこにあるかはすぐにわかるのだ。クリトリスをこりこりといじると固く勃起する。膣穴から蜜がしたたってくる。膣穴に人差し指と中指を入れて浅瀬をかき混ぜると、ぎゅっとしまる。ああっつ、いいっつ、とゆうみが声をあげる。

「もっと、かきまぜて」

ゆいながさらにかき混ぜると、もうだめっつ、と言って、ゆうみは行ってしまった。ゆうみはゆいなに抱きついた。二人は湯船でじっと抱き合っていた。

「こういうの、楽しいな。他の女の子とは絶対にしないけれど、豊となら、ゆいなとならまたしたいな。いい?」

「いいよ」

ゆいなは恥ずかしそうに答えた。お風呂から上がると、バスタオルで全身を綺麗に拭いた。長い髪をドライヤーで綺麗に乾かした。シャンプーのいい匂いが漂う。

「今日から、ベッドは一緒よ」

「私を気持ち悪いと思わないの?豊、男の子だったんだよ。私はてっきり嫌がられるかと思っていた」

「私、豊のこと、ちょっと気になっていたんだよ。あの時は、お互いに異性だったから、仲良くできなかった。でも、今は同性。やっと、誰に遠慮もなく仲良くでくるんだよ。それに私の妹だし」

そう言って、ゆうみは微笑んで、またゆいなを抱きしめた。

その夜は、同じベッドのシーツにもぐりこんだ。女の匂いがクラクラするほど、むんむんする。ゆいなはゆうみに抱きしめられて眠りに落ちた。

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