SMその3

 悦子は地下の座敷牢での生活を終えて、夫である宮崎士郎の元へ戻った。宮崎士郎は宮崎グループの御曹司であるが、悦子とともに都心を見渡すことができる高層マンションの1304号室に住んでいる。

 悦子は鍵も持ち、自由に外出できる身の上である。ただし、悦子の強制性転換手術の費用をだした小林源之助、強制性転換手術を行なった産婦人科医の山下公康に性奴隷として貸し出されるのは織り込み済みである。宮崎士郎は夫として悦子の身元保証及び生活の面倒をみている。元々の悦子はセックスプレイの最中に士郎が誤って殺してしまったのだ。

 士郎の愛人であった葉山百合子は、付き合っていた男に多額の借金を背負わせ、強制性転換手術を無理矢理に承諾させたのだ。百合子は悦子とは親友であった。悦子のことは全て知っていた。男が強制性転換手術で悦子に改造されると、女としての振る舞い、化粧などを百合子が徹底的に叩き込んだ。悦子には元々の悦子の子宮が埋め込まれており、生理はくるが、卵巣は移植されず、卵子は山下の病院に妊娠させるその日まで冷凍保存されることになった。

 悦子は1304号室の鍵を開けると、玄関先で小さな可愛らしいベージュのパンプスを脱いだ。士郎は、今日、悦子が源之助の屋敷から戻ることを知っている。久しぶりに悦子を抱くことを楽しみにしているはずだ。それに、悦子はそろそろ生理になりそうだった。源之助の座敷牢で吊られているとき、お腹がちくちくと痛んだ。乳首が触られると痛いほどに敏感になっている。おりものもどろっとした白濁のねっとりしたものになっている。

 悦子の生理は管理させている。朝は基礎体温を測り、それは源之助、士郎、公康で共有されている。士郎は、生理前、そして生理中の悦子の体が大好物だ。源之助の屋敷から戻った悦子の体は、ちょうど熟れ頃といえる。士郎は、おりものや経血が流れる膣穴を、匂いを嗅ぎ舐めるのが大好きなのだ。たっぷりと女性器を弄び、何度も悦子を行かせた後、悦子のつきたての餅のように柔らかいアナルでセッスクするのがお気に入りなのだ。

 悦子は最初、男とのセックスに戸惑ったし、膣穴に士郎のペニスが入らなかった。しかし、それは士郎の性欲をさらに煽っただけだった。それからは、ディルドやローターで何度も膣穴を嬲られ、少しづつ拡張されていった。士郎のペニスが入るようになると、次にアナルが開発された。今では士郎のペニスをすんなり受け入れられるようになっている。

 悦子は冷蔵庫を開けて、今日の夕飯の食材のチェックをする。料理は百合子に悦子の得意料理がつくれるまで教えこまされた。士郎は悦子の手料理をおいしいといって食べてくれる。士郎は悦子のオムライスが好きなのだ。食材は全部揃っている。悦子が帰ってくるを知っている士郎は多分早めに帰ってくる。まだ料理には手をつけないほうがよいかもしれなかった。まずは悦子を抱くかもしれないのだ。

悦子は自分の寝室へ行くと、部屋着の可愛らしいピンクのワンピースに着替えた。トイレに行き、ショーツを脱いで、汚れたおりものシートを剥がした。おりものシートには白濁した粘液がぐっしょりとついている。源之助の座敷牢で荒縄で吊られたとき、荒縄をおりものでなめくじが這ったように濡らしたのだった。本当に今日中にも生理がきそうだった。汚れたおりものシートを剥がし汚物入れに捨てる。汚物入れの管理は士郎の仕事だ。普通の女性なら自分のおりものシートを夫に管理されることなど受け入れがたいことだろう。しかし、途中から女になった悦子には羞恥心が薄く、また悦子は自分が性玩具であることをわきまえていた。ショーツに新しいおりものシートを貼る。今晩にも生理用ナプキンに代えないといけないだろう。悦子は寝室で士郎を待つことにした。

 悦子は鍵を持って自由に外出できる身であるが、女の格好をして一人で出歩くのはまだ怖いと感じている。士郎や公康に連れ出されれば、男の付属のおまけぐらいぐらいな感覚で女としてみられることに安心感があったが、まだ一人で女装での外出は、ちゃんと女にみられるか不安であった。

 悦子が寝室で待っていると、チャイムの音がした。士郎が帰ってきたのだ。悦子は玄関のドアを内側にあけると、お帰りなさい、と満面の笑顔で微笑んだ。

悦子、帰ってきていたんだな

そう言って、士郎は嬉しそうに悦子を抱き上げ、その柔らかいピンクの唇にキスをした。士郎はそのまま悦子を寝室まで運んだ。

 食事にするよりまず悦子を味わおう。そろそろ生理だろう。今夜あたりか?たっぷり楽しんでから外食だ

 今夜あたりかも、悦子は答えた。士郎はうれしそうに微笑んだ。

悦子をベッドに寝かせると、部屋着のワンピースをたくし上げて脱がせた。背中のブラホックを外すと、Cカップの形のよい乳房がこぼれ出る。シリコンを使わずに、女性ホルモンだけで作りあげたのだ。公康の自慢の作品だ。士郎は乳房を両手で揉むと、生理前で敏感になっている乳首をつまみ上げた。痛い、と思わず、悦子は声を上げた。士郎は乳首を舌で舐め回し、こりこりと唇で押しつぶした。敏感になっていて痛いと感じたのが、士郎の舌で舐め回されて快楽を感じ勃起している。悦子はこうやって士郎にいじりまわされるのが好きだった。悦子が嫌がることはしない、嫌がることを快楽に変えていくのが士郎流の楽しみなのだ。士郎は悦子の乳首が固く勃起していることを確認すると、唾液でべとべとになった乳首を指でこりこりと押しつぶした。今度は悦子は痛いとは言わなかった。乳首をいじりまわされて感じてしまっているのだ。悦子は乳首だけで何度も士郎に行かされている。乳首がはげしく快楽の波を発生させ始める。ああっつ、いいっつとつい声をあげてしまう。クリトリスが勃起し、膣穴から蜜が流れ出しているのがわかる。ショーツのおりものシートはぐっしょり濡れているはずだ。士郎は悦子が行きそうになると、その手をとめ、また舌でゆっくり舐め回しはじめる。何度も焦らされて、悦子は限界だった。行きそうなのに、行けない。なんとも焦れったい感じだ。あと少し弄り回されれば行けるのに。行かせて、お願い、行かせて、懇願するような声を出し、悦子は焦がれるような目で士郎をじっと見つめる。まだだ、あと少し我慢しなさい。そう言って、悦子の鼻や唇を舐める。悦子の顔は士郎の唾液でびしょびしょだ。悦子は、源之助、士郎、公康の中でねちっこい焦らすような士郎の責めが好きだ。なんどもなんども飽きずに、舌でなぶり、指で転がし、何度も焦らして執拗に責め続けるのだ。士郎によると悦子の体はミルク飴のような味がするらしい。士郎は何度も乳首を舌で舐め、指でつまんで掌で転がして焦らしたあと、ようやく、悦子を行かせた。一度行かせると、さらに責め立てて何度も乳首で行かせた。女の快楽は火のついた薪なのだ。空気を吹き込むたびにそれは激しく燃え上がるのだ。男の快楽は射精とともにあっという間に終わってしまう。それを知っている士郎は、初めから悦子に肉棒を突き立てたりしない。何度も悦子を行かせ、その白い女体から立ち上る甘い女臭が次第に濃くなっていくのを、紅茶好きがその香りを楽しむように楽しむのだ。悦子は何度も行かされて、はあはあ言っている。しかし、これはセックスの始まりに過ぎないのだ。まだまだたっぷり時間をかけて、士郎は責めてくる。悦子は、元は同性であった男に抱かれることに虫酸が走るほどの嫌悪感を感じていた。しかし、悦子は妻という立場であり、夫からのセックスの誘いを断ることはできなかった。最初のうちは、士郎の肉棒が膣に入らず、士郎とのセックスは苦痛であった。しかし、士郎はそういう状況を楽しんでいた。おちょぼ口のような膣穴を拡張することは士郎にはこれまでにない楽しみだった。士郎に開発されて、悦子は女としての快楽を覚えていった。男だった時には感じたことのない性の快楽。それは繰り返す波のようであり、それはやがて高波になり悦子の意識を飲み込んでしまう。乳首とクリトリスでは、クリトリスと膣穴の浅瀬では発生する快楽の波長が微妙に違い、全身を責め立てられると、まるでオーケストラのようにそれぞれの器官がそれぞれの快楽の音色を響かせ、やがて大きな交響曲になるのだ。悦子は一度この快楽に溺れると、もはやこの快楽なしではいられなくなっていた。士郎の快楽の演奏楽器として、その快楽の音色を心ゆくまで鳴らしてもらいたいと思うようになっていた。

 士郎は悦子のショーツを脱がせた。おりものの匂いを嗅ぐ。

やはり、今晩あたりだな。今日も女性器で何度か行かせたあと、アナルを可愛がってやる。

 悦子を立膝でベッドに寝かせると、おりものと蜜がしたたる膣穴の入り口を、士郎はぺろぺろと舐め始めた。なんども乳首で行かされて、膣穴はぐっしょりと蜜で濡れている。それに生理前のためおりものが混じっている。それをおいしそうに士郎は舐めている。膣穴に舌を入れると、舌で膣の浅瀬を何度もかき回す。右手人差し指で勃起して皮から頭をだしたクリトリスをこりこりと押し潰す。

 クリトリスが気持ちいいか、膣穴が気持ちいいか、どっちで行かせてもらいたい?

 両方お願いします。

悦子は小さな声で答えた。

両方か、わがままだな、悦子は。わがままな女だな。このあとはメインディッシュのアナルがまっているんだぞ。

ど、どこでもなんどでも行かせて欲しいです。

士郎は悦子のおりもとと蜜でべっとり汚れた唇で悦子の唇を塞いだ。悦子はこうしたキスが嫌ではなかった。女として愛されていると感じてしまうのだ。士郎によって女として愛される喜びを覚えてしまったのだ。

 士郎は固く勃起し、皮から芽を出したクリトリスをまずは舌で舐め回し、指でこりこりと押しつぶした。ああっつ、と悦子は声をあげる。クリトリスが男だった時のペニスみたいに固く勃起しているのがはっきりわかる。あと少し擦られたら行ってしまいそうだ。士郎はなんどかじらし、クリトリスを責め続けた。

 もっと、もっとして。焦らさないで

悦子が声をあげる。しかたない、という顔で士郎はクリトリスを舌で激しく何度もなぶると、ああっつ、行っちゃう、行っちゃう、と声をあげて体をがくがくと震わせて悦子は行ってしまった。でも、クリトリス責めはこれで終わりではない。悦子の、行かされてじんじんしているクリトリスを士郎はまた舌で責め始める。女の快楽は、男のように射精して終わりではない。女性器に消し炭みたいに燃え切らずに残るのだ。前の悦子は、おりものや経血を見られるのを極度に嫌がった。それでも士郎はことに及んだが、悦子の嫌がることをするのはどこか気が引けていた。今の悦子はどこまでも士郎の言いなりだ。百合子のつきあっている男を強制的に悦子に改造するという公康の話を聞いた時は驚いたものだが、無理やり女にさせられた男を抱くというのは、士郎には悪くない考えだった。ちんぽを切り取られ、女穴を穿たれて、男に犯されて、ひーひー喜びの声をあげるのだ。士郎が初めて悦子を見た時は、本物の悦子は生きていたのだと思うぐらい本物の悦子そっくりで驚いたものだった。悦子は当然に、ペニスを切り取られており、士郎の希望通りパイパンにされていたので、ペニスと陰嚢があったあたりは陰裂が走り、小陰唇がぺっかりと蓋をしていた。悦子は女としての厳しい躾を受けたらしく、士郎には従順だった。一人にしておいても逃げ出す心配もなかった。逃げ出すとしても女の悦子に行くあてなどないのだが。

士郎はぺろぺろと悦子のクリトリスを舐め回し、指で押しつぶして何度も悦子を行かせた。小さなクリトリスは、元は士郎とおなじペニスだったのだと思うとすごく興奮した。クリトリスの下には小さな尿道口が穿たれている。以前はペニスと一体化していたのが、今はただの小さな穴に変わっている。ペニスと一体化し長かった尿道が、ペニスが切り取られたことで、崖から湧出する泉のように露出しているのだ。そこを士郎は指でいじってみた。ひやっつ、と悦子が声をあげる。たぶんここも感じるのだろう。公康と相談して開発してみたいという夢をもっている。前の悦子は触られることを嫌がったし、見られることも嫌いだった。

士郎はその下に穿たれている膣穴の浅瀬を右手中指と人差し指で激しくかき回した。すでに膣穴の入り口は何度も生かされたことでぐっしょりと濡れている。いくらかおりものも混じっている。2、3ヶ月かけてじっくりと開発してきたのだ。きつかった膣穴を細いディルドから始めて、太いものまで挿入できるように開発していった。士郎が肉棒を押し込んだ時には、無数の肉襞がその肉棒を締め上げるように巻きついてきた。数回、腰を振っただけで士郎はあっという間に膣内に射精してしまった。

 膣奥をディルドでいかせてやろう

 士郎は部屋の色鮮やかな下着の入っているクローゼットからディルドなどが入っている箱を取り出した。それはかつての悦子がオナニーに使っていたものだ。その中から太い紫のいぼいぼのついたものを取り出し、コンドームをかぶせた。ローションをたらし、膣穴の入り口をぐりぐりしながら中に押し込んでいく。ディルドについたいぼいぼが悦子の肉襞を刺激するたびに、ああっつと声をあげる。士郎が奥まで押し込みずんずんと突く。悦子の膣穴はディルドをすっぽり飲み込んでいる。士郎が激しく突くたびに悦子は声をあげる。膣穴からとろとろと蜜を流しながら悦子は行ってしまった。悦子の白い肌が赤く上気している。玉の汗が白い肌を伝わっている。すでに悦子は目をとろんとさせている。

 今度は尻の穴だ。シャワー室でやろう

 ええ、悦子は小さく頷いた。何度も行かされて体は限界だったが、まだ女性器がかっかとまだ熱く火照っている。悦子は士郎に抱かれてシャワー室に入った。シャワー室はシャワーしかなくバスタブはない。部屋は中央の排水溝に向けて傾斜している。ガラス戸棚には浣腸液やガラス浣腸液などが常備されている。最近の悦子は尻の穴でも行けるようになっている。士郎は悦子を四つん這いにさせると、2度ほど浣腸し、尻の穴をきれいにするとローションをつけた右手人指し指と中指をアナルに押し込むぐりぐりと回転させた。悦子の尻穴はつきたての餅のように柔らかい。

 悦子、お前のアナルで行かせてもらうぞ

 はい、悦子は尻を突き出し頭を下げて、挿入を受け入れる姿勢をとった。士郎は悦子のアナルに肉棒を押し込み、細い腰に手をかけて、腰を振った。アナルはきつく士郎の肉棒を締め付けた。

 いく、いくぞ、と士郎は声をあげて、悦子の直腸に精を放った。疲れたのか、士郎はそのまま悦子に抱きついていた。悦子はアナルを突かれてまた行ってしまい、はあはあと息をして、膣穴からとめどなく蜜を溢れさせていた。背中や脇腹に士郎を感じて幸せな気分になっていた。

 士郎は悦子のアナルから肉棒を抜くと、悦子を立たせて一緒にシャワーを浴びた。

悦子。しばらく休んだら、外食にいくぞ

悦子は何度も行かされてくたくただったが、ええ、とコクリと頷いた。

シャワーを浴び終わると、士郎は大きなバスタオルで悦子の体を丹念に拭いた。お姫様だっこをして寝室まで運んだ。悦子は室内着を着るとベッドの端に座った。

少し、ねむれ。起こしにくる

そういうと、士郎は出ていった。悦子はなんども行かされて疲れ果てていた。そのまま、ベッドに潜り込むと、あっという間に眠りに落ちた。

 士郎に起こされて悦子は目が覚めた。

 支度をしろ。出かけるぞ。

 士郎はでていった。悦子はドレスルームにある悦子のブラウスやスカートを物色し、今夜のコーディネートを決めた。寝室に戻り、3面鏡の前に座ると、悦子の化粧品で化粧を始めた。百合子に何度も叩き込まれたやり方で、かつての悦子のような化粧をした。ベージュのストッキングを履くと、ブラウスを着て、スカートをはいた。ピアスとネックレスを身につける。姿見に映るのは、何度か写真でみたことのあるかつての悦子そのものだった。少し眠ったので気分は爽快だった。かつての悦子が使っていた小さなショルダーバッグを用意した。かつての悦子が使っていた化粧品やお財布、生理用のポーチなどが入っている。

 悦子はリビングで待っているはずの士郎の元へ行く前にトイレに向かった。そろそろ生理になりそうだった。スカートをたくし上げ、ストッキングを下ろし、ショーツを下ろして中腰になり、パイパンの小陰唇を左手で少し広げ、おしっこをした。士郎がいじり回した肉に穿たれた小さな穴から。やがてここも押し広げられ快楽の波を発生するかもしれなかった。女の穴はどんな穴でも快楽の泉なのだ。悦子は尿道口をティッシュで拭って流した。おりものシートを剥がし、生理用ナプキンに取り替えた。ショーツを上げストッキングを履いてスカートを整えた。女性器のところが少しごわごわする。悦子はまだ生理になれていない。オムツをあてているような変な感じがする。

 トイレをでると、寝室に戻りショルダーバックを持って、リビングの士郎の元へ向かった。

 士郎は悦子を見るなり抱きついた。

 悦子は可愛らしいな。いい匂いがする。

 悦子は士郎の腕にぶら下がり、夜の街へと向かった。悦子は、女として男に守られている、愛されているという喜びを感じていた。心もまたすっかり女になっていた。

第1話 SMその1

第2話 SMその2

第4話 SMその4

第5話 SMその5

 

 

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