SM

山本悦子は、地下の座敷牢で荒縄に吊るされ、男にぷっくらとした乳首を指でこりこりと押しつぶされている。

いや、痛い、

悦子は痛がったが、男は止める気配はない。白い乳房は荒縄で強く縛られて飛び出している。そのせいで乳首はつんと上を向いている。その乳首をこりこりと押しつぶし悦子が悲鳴をあげるたびに荒縄がきしきしと音を立て、悦子の柔肌を締め上げ、そこからぷーんと牝の香りが漂ってくる。

いい声だ、牝の匂いがするな

男は満足げな様子で乳首をこりこりと押しつぶす。乳首を押しつぶされるたびに悦子は体をよじり、陰裂に食い込んだ荒縄の瘤が新品のクリトリスを、膣穴を、尿道口を擦り上げる。つま先は床に届かず、宙に浮いている。

男に乳首を押しつぶされ、体をよじるたびに、クリトリスが擦られ、次第に熱く勃起してくる。乳首もいじられて勃起している。

悦子は女になって初めて、乳首で行くことを覚えた。男が悦子に乳首行きを教え込んだのだ。男の名は、小林源之助、70歳。地下の座敷牢は悦子を調教するために新しくつくったものだ。

陰裂に食い込んだ荒縄の瘤は、膣穴から滴る蜜でぐっしょり濡れている。男は荒縄がぐっしょり濡れているのを、手で確かめると、その指を舐めた。

しっかり濡れているな。甘い牝の味がする。

そう言って、荒縄をぐいと擦り上げた。瘤がクリトリスを擦り上げる。

ああっつ、だめっつ、行っちゃう、行っちゃう、

悦子が狂ったように叫ぶ。悦子は生理前で肌が敏感になっている。それに最近ではおりものも多い。荒縄をびしょびしょにしている蜜にもおりものがまじっているに違いない。

男は悦子の陰裂に食い込んでいる荒縄をぐぃっと引き上げる。瘤が強烈にクリトリスを、膣の入り口を擦り上げる。生理前の陰裂はより敏感になっている。いつもより行きやすくなっている。

もう、だめ。もう行っちゃう。

男がぐぃっとまた、瘤を引き上げると、悦子は体をびくびくっと痙攣させて行ってしまった。白目をむいてぐったりしている。悦子の体を激しい快楽の電流が貫いたのだ。尿道口からは小便が漏れている。

今度は俺をいかせろ

男はそういうと、悦子を床に降ろし、陰裂に食い込んでいる荒縄だけを解いた。悦子を正座させると、あごをクイッと持ち上げて、その喉奥に、70とは思えない固く勃起した巨大な一物を根元まで一気に押し込んだ。悦子は喉奥を突かれておぇっと嘔吐しそうになったが、その小さな口はピタッと塞がれてしまった。口の中いっぱいに怒張している。悦子はその亀頭を下でぺろぺろと舐めた。青臭い匂いが口いっぱいに広がる。悦子は本当に気持ち悪くなった。それでもぺろぺろと舐め続ける。他に選択肢はないのだ。

おお、行きそうだ

男はそう言って、悦子の口から一物を引き抜いた。悦子を寝かせると、太腿のうらから手を回して、大きな白い尻を持ち上げ、そのぐじょぐしょに濡れた膣穴に怒張した一物を押し当てる。ぬるぬるの膣穴はスムーズにその巨大な一物を飲み込む。男は何度も激しく腰をふる。

悦子はすでに汗まみれだ。新たに作られた膣内の、無数の肉襞が肉棒に激しく擦られて、快楽の波を発生させている。それぞれの波が干渉しあい、巨大なうねりになる。女の体がこんなに気持ちがいいなんて、男だった時には気が付かなかった。あまりの快楽に頭の中が真っ白になった。いつもしているクリトリスでのオナニーよりもはるかに気持ちがいい。さっき、行かされてまだ、クリトリスがじんじんしている。

膣内の肉襞は、肉棒に擦られるたびに肉棒をきつく締め上げる。男は我慢ができなくなっていた。

ああっつ。いく。いくぞ。

そう言って、悦子の膣内に精を放った。悦子も膣内に熱いものが放出されるのを感じる。悦子も、肉襞を何度も擦られて、激しい快楽の電流が体を貫く。射精という出口を持たない女の体を、快楽の電流が駆け巡る。悦子は体をぴくぴくっとさせて行ってしまった。

男はぐったりして、牝の匂いをぷんぷんさせている悦子の乳房の間に顔を埋めた。そして、悦子の細い腰を抱きしめた。

本当に男だったとは思えないな。

そう呟くと、男は悦子を縄から解放した。白い肌にくっきりと荒縄の跡が残る。男は服を着ると、地下の座敷牢からでた。カチリと大きな錠前を閉める。座敷牢には裸で汗まみれの悦子だけが残される。

悦子はここでしばらく男の縄奴隷として暮らすことになっている。悦子は起き上がると、風呂場へと向かった。座敷牢にはユニット式のバス、トイレが付いている。悦子はシャワーカーテンを引いて、体を熱いシャワーで流した。パイパンの陰裂にしたたる男の精液を洗い流す。悦子は中出しされても妊娠することはない。お腹は移植された子宮ですこしぽっこりしているが、卵巣は移植されていない。いつでも好きな時に妊娠させられるように、大切に冷凍保存されているのだ。

悦子は丁寧に、陰裂を洗い流す。熱いシャワーがクリトリスを刺激する。クリトリスが男だった時のペニスのように固く勃起する。女性器は熟れた柘榴のように赤く開かれている。悦子は我慢できなかった。左手でクリトリスをいじり、右手の中指を膣穴へ押し込んだ。膣穴はぬるぬるする。奥はむず痒く、熱く火照っている。指を出し入れするたびに肉襞が中指をきゅっと締め上げる。女の体はこんなにも淫乱なのだ。

一見清楚な悦子だが、色鮮やかなブラが綺麗に並んだクローゼットの下に、ビニールのポーチを隠していた。中にはいぼいぼのついた紫色のディルドや小さな卵型のピンクのローターが入っていた。一見清楚でオナニーなどしないかに見える悦子でも、やはり女なのだと驚いたものだが、女の体はこんなにも気持ちがいいのだ。オナニーの快楽を我慢できるはずなどないのだ。男のように射精して終わりではない。寄せては返す波のように快楽の波が押し寄せてくるのだ。それに女性器は全ての部分が快楽の波を発生させる。クリトリス、膣の入り口、膣の中の肉襞、膣の奥、子宮口、そして、尿道口。どこをいじっても快楽の波が発生する。

悦子の体に改造されて、夫や男に体を弄ばれ女の快楽を開発されると、それに溺れるのはあっという間だった。今の悦子は、女性器だけでなく、乳首でもアナルでも行けるように開発されている。

悦子はクリトリスをいじり、膣穴の浅瀬をかき混ぜて3度ほど行ってしまった。

悦子はメイクを落としていないことに気がついた。悦子を1年もやっているのに男の感覚が抜けない。せっかく2時間かけてしたメイクもあっという間にぐじゃぐじゃだ。でも、メイクをしないことは許されない。きちんと悦子のメイクをして男を迎えるのだ。この座敷牢に備えてあるメイク用品やシャンプー、ソープなどは全て悦子のマンションにあるものと同じだ。ずっと悦子として暮らし、悦子の使っていたメイク用品やシャンプー類を使っているので、かつての悦子と同じ甘ったるい匂いがしてきている。

悦子はクレンジングクリームを使って、丹念にメイクを落とした。すっぴんの顔が現れる。その後で、全身を洗い、湯船にお湯をためて半身浴をして体を温めた。

男は悦子を縄で縛り上げるのが好きだ。乳房がぎゅっと押しつぶされて飛び出す。すごく痛い。それでも乳首をつねり回されると膣穴をびしょびしょにして行ってしまうのだ。今晩はもうこない。お風呂をでると、悦子が使っていたレースのついたショーツとスリップを身につける。ショーツにはおりものシートを張る。最近はおりものが多い。そろそろ生理が近いのだ。長い髪を時間をかけて乾かした。悦子が使っていたシャンプーのいい香りがする。悦子の使っていた部屋着を着るとベッドの中に入った。あと、2日で地上の生活に戻る。今度は夫との生活が待っている。夫はとにかく、穴を求めてくる。今はアナルの開発に夢中だ。最初に悦子として夫と暮らし始めた最初の夜に、夫は体を求めてきた。男とのセックスは初めてだったから嫌悪感が強かったが、それは妻の役目だと思って仕方なく受け入れた。初めて女として、膣穴に一物を受け入れた。夫のペニスは若いだけあって、ぎんぎんに怒張している。最初には入らないのでは?と不安に思った。それでも夫はローションを使って、小さな膣穴を押し広げて入ってきた。膣穴が壊れるのではないかと思うぐらい痛かった。悲鳴をあげた。それでも夫はやめなかった。痛かったのは最初だけだった。不安で悦子は夫にマニキュアをした爪を立ててしがみついた。夫は気にもとめず腰を振った。こうして夫との生活が始まったのだ。

男は縄で縛り上げたり、浣腸をして悦子の苦悶の表情を楽しむ変態だ。でも年齢だけあって、どうしても挿入したいという欲望は夫に比べれば、少ないようだった。

悦子はベッドにはいると、またショーツの中に手を入れ、陰裂に手を当ててしまう。今日は何度行っただろうか。生理が近く、肌が敏感になり、性的な欲求が高まっている。悦子は手を戻し、目を閉じた。また、明日がやってくる。

第2話 SMその2

第3話 SMその3

第4話 SMその4

第5話 SMその5