第21話 結婚

祐奈は結婚するにあたって、処女膜再生手術を受けさせられた。東原は処女を抱きたいのだという。祐奈に拒否権はなかった。手術そのものはあっという間に終わった。

祐奈は、東原と結婚式を挙げた。結婚式は身内のものだけで神社で行った。祐奈の母が参列した。

披露宴は、豪華客船で行うことになった。その後、客船でハワイへ新婚旅行に行くことになっている。披露宴には、麗子も新婦の友人として参加した。岡山商事の女子社員や部長、課長も参加している。祐奈は結婚を機に退職することになったのだ。

披露宴では祐奈は3度、衣装替えを行った。白無垢姿、ピンクのドレス、紫のドレス。麗子との結婚式では、麗子は2度、衣装替えを行った。それはとても美しい花嫁だった。今は、祐奈がその花嫁だ。メイクもきちんとして、ネイルも美しいものをつけている。披露宴には母も参加し、祐奈は母への感謝の手紙を読み上げた。母から聞いた子供の頃の祐奈の記憶を元に作文したものだ。母は嬉しさのあまり泣いてしまった。祐奈もつられて泣いてしまい、最後の頃は、涙声で手紙がうまく読めなかった。麗子は友人の一人としてスピーチした。それは作り話だったが、祐奈の優しさや、美しさを伝えていた。それを聞いて、祐奈はまた、泣いてしまった。せっかくのお化粧が台無しになってしまった。

披露宴が済むと、みんなと別れ、ハワイへと旅立っていった。船ではスイートルームで祐奈は東原と一緒だった。

「俺は祐奈と結婚できてうれしい。お前がこれほど、祐奈そっくりになるとは思っていなかった。最初は、お前は祐奈の身代わりだった。でも、今ではお前が祐奈だ。祐奈として愛している」

「私も嬉しいわ。あそこから連れ出してくれて、日本に帰らせてくれた。そして、祐奈という戸籍を与えてくれて、結婚までしてくれた。女になって、本当に良かったと思う」

祐奈はそう言って、東原の胸に顔を埋めて、涙をこぼした。

「祐奈、デッキにプールがある。一緒に泳ごう。戻ったら、セックスしよう」

はい、嬉しそうに祐奈が答えた。祐奈はすっかり女だった。祐奈は東原の目の前でビキニに着替える。東原は祐奈のビキニの紐を結んでやる。祐奈のお餅のように柔らかいお乳はビキニのカップに吸い付くように収まった。ビキニのショーツは真っ平らな股間にはりつく。完全脱毛してあるので、気にならない。

二人でデッキにでて、プールで遊んだ。

「あまり、ここにいると焼けちゃうわ」

「そうだな、祐奈の白い肌が赤くなり始めている」

そういうと、部屋に戻った。東原は全裸になると、祐奈をベッドに押し倒した。ビキニを剥ぎ取り、そのぷっくらした乳首をこりこりと押しつぶした。祐奈は東原とは何度も交わっている。東原はきちんと前戯をしてくれる。それが嬉しかった。濡れていない膣に入れられるのは痛いのだ。東原は祐奈のクリトリスをいじり、膣穴をいじった。膣穴から蜜が溢れ始める。

「だいぶ、濡れてきたな。祐奈の処女喪失だ」

そういうと、生のちんぽを祐奈の中に押し込んできた。激しい痛みが体を貫いた。

「痛い」

と祐奈は叫んだ。

「我慢しろ。女になるんだ」

無理やり、東原が押し込んだ。めりめりと音がするような気がした。東原は祐奈をしっかり抱いて、ちんぽをおくまで押し込んだ。あまりの痛さに祐奈は涙をこぼした。膣からは血が滴っている。

「これから気持ちよくしてやる」

東原は祐奈を抱き寄せると、膣奥をずんずんと突いた。処女喪失の痛みは一瞬で終わった。膣奥を突かれて、祐奈は気持ちよくなった。膣奥の肉襞から快楽の波が発生する。東原は乳首を弄りながら、腰を振った。祐奈の膣がきゅっと締まる。

「行くぞ、行くぞ、もう限界だ」

東原は、祐奈の中に精を放った。祐奈も快楽の発生する肉襞を擦られてほぼ同時に、ああっ、いっちゃう、と声を上げて行ってしまった。

結婚式から1年後に、祐奈は病院で子宮に受精卵を移植されて、妊娠させられた。生理はとまり、お腹が大きくなっていく。

大きくなったお腹で麗子の家に何度も遊びに行った。乳首も黒ずみ、乳輪もおおきくなり、おっぱいも大きくなっている。

「最近は、私の体を気遣って、セックスしてくれないの」

「男とのセックスは激しいものね。私なら優しく行かせてあげるわ。あなたの妻だもの」

麗子はベッドで、お風呂場の湯船で、なんども祐奈を行かせてくれた。東原とセックスをしていないせいで、欲求不満になっていたのだ。やはり、女の指はいい。細くて、優しくて、どこが気持ちいいか知っている。

祐奈はお腹がどんどん大きくなっても、麗子の家を訪れ、麗子とセックスした。初めての妊娠、出産は不安だった。最初の頃はつわりがひどかった。それでも、女にも性欲はあるのだ。解消しないと欲求不満がたまる。麗子とセックスすると不思議と落ち着いた。時々、雄介としてセックスしているような不思議な気分になる。

「祐奈が赤ちゃんを産むなんて信じられないわ。昔は男だったのよ。でも、実際にこんなに大きいし。心配はいらないわ。祐奈なら元気な赤ちゃんを産めるわ」

そう言って、麗子は祐奈の大きなお腹をなでた。

しばらくして、祐奈は第一子を産んだ。女の子だった。本物の祐奈と東原の血を受け継いだ娘だった。