第3話 ニューハーフになる

雄介が連れて行かれたのは、同じような部屋だった。空調が効いていて涼しい。美しい小柄な女がいた。雄介はもう、枷をされていない。

「初めまして。あなたは今日から雪子。雪のように白くて美しい日本人のニューハーフ。人気が出るわよ。私はお世話がかりの美樹。ずっと、ここで働いているの。雪子がしたいときにはしてあげる。まだ雪子は男だもんね。私がしたい時には私にもしてね。これからしばらくはずっと一緒なんだから。逃げようなんて考えないで。この部屋は内側からは開かないの。それに外にはたくさん見張りがいるわ」

部屋は女の甘い、いい匂いがする。女のいい匂いの香水も雄介のの鼻をくすぐる。

「こ、これからよろしく。こんな体にされて俺はどうしたらいいかわからない」

そういう雄介の声は涙声になった。

「大丈夫よ。私と女言葉で話す練習をしましょう。もう、俺とか言っちゃ駄目よ。自分がどんな女の子になったかよく見てみましょう」

美樹は微笑んで、大きな姿見の前に連れて言った。そこには美樹と一緒に可愛らしい女の子が映っている。雄介は初めて自分がどういう改造を施されたのかを知った。それは本当に可愛らしい女の子だった。それが自分だとは信じられなかった。

部屋は6畳ほど。女の子らしい可愛らしい部屋で、化粧品のずらりと並ぶ三面鏡と、クローゼットなどがあった。奥にはシャワーカーテンが見える。シャワー室があるみたいだ。

「お、俺はニューハーフとして客をとるようになるのか?」

「俺なんて言っちゃ駄目でしょう。あなたがちゃんとお客さんを取れるように仕込むのが私の仕事。女の言葉遣い、身だしなみ、そしてアナルセックスができるようにならないと。それは私がしっかり教えてあげるわ」

雪子は経験したことのないアナルセックスが不安だった。まだ誰にもいじられたことのない処女の尻穴に、男の太いちんぽを押し込まれるのだ。それがどれくらい続くかもわからない。尻穴にちんぽを突っ込まれて毎日を送ることになるのだ。

雪子の体型はほぼ、美樹と同じだ。胸も同じぐらいだ。

「雪子は女の子なんだから、下着から洋服まで全部女物よ。女の部屋で女として暮らして暮らしていけば女らしくなれるわ。もうどこからみても女の子なんだから」

美樹がいたずらっぽく笑った。

「さあ、着ているジャージを脱いで。ブラとショーツをはいて、ワンピースに着替えましょう」

雪子は着ているジャージを脱いだ。まだ、男物の下着のシャツとブリーフを履いている。美樹に促されて、全裸になった。

「もう、男物とはお別れよ。これは捨てちゃうわね」

そう言って、雪子のシャツとブリーフをゴミ箱に放り投げた。美樹はクローゼットの下3段ある引き出しの一番上を開けた。そこには色とりどりのブラが入っている。ピンク、黄色、オレンジ、ブルー。綺麗に洗濯して並べているはずなのに、牝の香りがぷんぷんするような気がする。男だったら、ちんぽがびんびんになっているところだが、きつい女性ホルモンを常時注射されている雪子はそれを見ても、小さくなったちんぽは全く勃起しなかった。