誠を乗せた車は都心のビルの間を縫って、郊外へ進んでいく。田園風景が見え、それが山へ変わっていく。車は狭い山道を登っていく。突然、視界がひらけ、大きなお屋敷が見える。鉄柵でできた門扉の向こうに大きな洋館がある。車は門の前で止まり、運転手が車をおりて、インターフォンを押す。しばらくして、鉄柵の門扉が自動で左右へ開く。運転手は車を大きな洋館の玄関へと近づける。玄関は大きな車回しになっている。車が玄関の前で止まると、後部座席のドアが開いた。誠は車から降りた。車は後部座席のドアをしめ、来た道を戻っていく。大きなお屋敷の玄関が開き、きれいな女性が出てきた。淡いブルーのブラウスと白のロングスカート。きれいにメイクしている。
「あなたが、まこちゃんね。楽しみにまっていたわ」
その女性はにっこり微笑んだ。
「私はミサ。鏑木ミサ。こちらへいらっしゃい」
誠はミサについて、洋館の中へ入っていく。ミサはずんずん歩いていく。ある部屋の前でとまった。ミサがドアをあけて入っていく。誠が後からついて入っていくと、そこは大きなリビングだった。大きなソファがあり、暖炉では薪が燃えている。そのそばにある大きなソファには女性が座っている。部屋の中は暖かかった。
「いらっしゃい」
女性は誠に微笑みかけた。
「今、紅茶を入れてくるわね。お菓子ももってくるわ」
ミサはそういうと部屋から出て行ってしまった。
「こちらへいらっしゃい。まこちゃん。私は花園ゆかり」
ゆかりと名乗る女性が微笑みながら手招きしている。誠は女性のそばにすわった。ゆかりはいい匂いがした。
「これから明日までは3人で仲良く過ごすのよ。明日は谷口さんがいらっしゃるわ。晴れ着をきて一緒に初詣にいくのよ」
「はじめまして。まこです。よろしくお願いします」
ミサがトレイに紅茶のポットとティーカップ、お茶菓子を乗せて戻ってきた。トレイをテーブルにおくと、ティーカップに紅茶を注いだ。紅茶のいい香りが部屋に広がる。
「いい香りでしょう。ロンネフェルトっていうの」
ミサは誠の隣にぴったりとくっついて座った。ミサの女の匂いがする。ミサはティーカップを手にとった。
「さあ、どうぞ」
誠もティーカップを手にとった。女3人が大きなソファの真ん中に身を寄せ合って、紅茶を飲み、お茶菓子を食べた。二人は腕を絡めてきて、誠にくっついてきた。誠は2人の女の暖かい温もりを感じた。
「お昼を食べたら、このお屋敷を案内してあげる。そのあと、一緒に遊びましょう」
誠の左にすわっているミサが小さな声で言った。3人でおしゃべりをした。2人とも誠が男であることを知っていた。ミサもゆかりも男だった。ゆかりは手術が終わって、もうおちんちんはないが、ミサはお正月あけに手術だという。花園ゆかりも鏑木ミサも別の亡くなった女性の名であり、2人はその女性としてこれから生きていくのだという。鏑木ミサは本当はミサの弟であり、ミサが亡くなったためにミサとして暮らさなければならなくなったと話してくれた。そしてミサとしてミサの婚約者と結婚することも。
お昼は3人でエプロンをつけてキッチンにたった。キッチンは暖房が効いて暖かかった。3人はパスタをつくった。誠はお料理作りは慣れたものだった。真理子とずっと一緒にお料理をしてきたのだ。3人はどこからどうみても新妻らしさを醸し出している。ゆかりもミサもお料理は手慣れたものだった。ミサは花嫁修業中なのだ。
出来上がったパスタをダイニングテーブルに持っていって、一緒に食べた。ゆかりもミサも女らしい食べ方をする。男だったとは信じられない。そういう誠もその仕草はすっかり女だった。
「暖房をつけてくるわね」
3人でキッチンで洗い物をすませると、そういってゆかりが部屋を出ていった。
「これからがお楽しみよ」
うれしそうにミサが微笑んだ。ゆかりが戻ってくると、
「このお屋敷を案内するわね」
といって、ミサが立ち上がった。誠も立ち上がって、ミサとゆかりについていった。今いるダイニング、そしてリビング、キッチンは1階だ。ミサとゆかりは2階へ上がっていく。2階は廊下沿いに部屋がいくつかある。廊下は日が入ってこない。北側らしい。
「ここは寝室よ。今日は3人一緒に寝ましょう」
ゆかりがドアを開けて寝室を見せてくれた。天蓋付きの豪華なキングサイズのベッドがある。窓にはレースのカーテンがかかり、その隙間から太陽のやさしい光が差し込んでいる。クローゼットや机がある。誠は2人について中に入って、みてまわった。豪華な造りの部屋だ。誠をまって、2人は隣の部屋へ向かった。隣も同じような寝室だった。
「2階は寝室とトイレ、洗面台だけよ。でも、このお屋敷の凄いところは地下なの」
ゆかりがそういうと、ミサはおかしそうな顔をした。誠は何がおかしいのかわからなかった。
「さあ、行きましょう」
誠は2人について、地下へ降りていく。地下は廊下があって、部屋がある。ミサがドアを押して開けた。ドアは内開きになっている。誠は中をみて、思わず、あっ、と声を漏らした。その部屋は大きな部屋で、キングサイズのベッドがあり、縄やブロックチェーン、磔用の十字架がある。鉄格子の牢もある。三角木馬がある。さっき、ゆかりがつけたのだろう。暖房が効きはじめている。
「ここは谷口さんお気に入りのSM部屋よ。明日はまこちゃんもここで思いっきりいじめられるのよ。今日は私たちだけで楽しみましょう」
ゆかりが微笑みを浮かべた。
「ミサちゃんとまこちゃんはまだおちんちんがついているから、きれいにお浣腸をしないといけないわね」
ゆかりは部屋のどこかから浣腸注射器やグリセリン、コンドーム、ディルドー、バイブなどの入った箱をもってきた。
「さあ、脱いで」
ミサに促されて、誠はブラウスに手をかけた。毎日、真理子にアナルを拡張され、バイブを突っ込まれて、前立腺を刺激されて、透明なカウパー腺液がでなくなるまでいかされているのだ。全裸になるのにそれほど抵抗はなかった。ブラウスを脱いで、スカートを脱ぐ。ゆかりもミサも脱いでいる。2人とも男だったとは信じられないくらい、透きとおった、陶器のような白い肌をしている。ウエストはきゅっとくびれ、いかにも柔らかそうな女体だ。しかし、それは誠も同じだった。玉を抜かれ、たっぷり女性ホルモンをうたれているのだ。脱毛や整形を何度も繰り返され、男だった痕跡は、小さくなり皮をかぶったままのおちんちんだけになっている。
「まこちゃんはすっかり女のからだね。これならいつ手術を受けても大丈夫ね」
全裸になったゆかりが微笑んだ。ゆかりの股間には何もなかった。わずかな陰毛がはえている。脱いだショーツにはおりものシートが貼ってある。おりものシートは少し汚れている。ゆかりは誠がショーツをみていることに気が付いた。
「おりものシートを貼っているのよ。そろそろ生理になりそうなの。ミサもまこちゃんもこういう体になるんだから知っておいた方がいいわね」
そういって、誠に汚れたおりものシートを見せてくれた。真理子のおりものシートはよく目にしている。でも、女に改造された男にもおりものがあり、生理がある。そうした体に誠は改造されるのだ。真理子は生理の前や後で気分が変わると言っていた。誠もそうした変化を経験するのだ。女の世界の住人になるのだ。もう男は異性なのだ、もう男には戻れないのだ、それは誠を少し悲しくさせた。妻の恵美子を守るためとはいえ、妻の恵美子とは同性という関係になるのだ。もう男と女ではいられないのだ。
「さあ、始めましょう」
ゆかりとミサが部屋の中を横切っていく。このSM部屋には、シャワールームがあった。6畳ほどの広さがある。周りは真っ白で、シャワーがあるだけだ。中央に排水溝があり、そこに目がけて床が傾斜している。入り口は一段高くなっているだけで、ドアはない。ビニールのカーテンがかかるようになっている。お互いが恥部さらけ出しのだからドアなど無用なのだろう。誠はゆかりとミサについてシャワールームに入る。ミサが四つん這いになる。誠もミサと平行に四つん這いになった。このシャワールームは真理子の部屋のシャワールームとそっくりだった。ならば、やることも同じだ。真理子が誠にしていたように、これから誠はゆかりに浣腸されるのだ。隣で四つん這いになっているミサの股間から垂れ下がっている小さな可愛らしいおちんちんが見える。それを除けば、ミサの体は完璧な女体だ。ゆかりが浣腸注射器を準備する。右手の中指、人差し指にローションをぬりたくってミサのアナルをゆっくりと揉みほぐし、浣腸注射器を差し込んで、グリセリンを注入していく。1本が注入終わると、2本目を入れていく。ミサの柔らかいお腹が膨れていく。ミサが苦しそうに顔を歪める。
「我慢してね」
ゆかりがやさしく声をかける。3本目を入れ終わると、アナルプラグで栓をする。お腹がぷっくらふくらみ、ああっつ、と声をあげる。苦しそうだ。ゆかりがやさしくミサのふくらんだお腹をさする。ミサの白い体が紅潮する。しばらくして、アナルプラグを抜くと、勢いよく、茶色い液体がアナルから噴出する。ゆかりがこの行為を4度繰り返すと、ミサのアナルから噴出する液体は透明になっていた。
「ミサはきれいになったわね。今度はまこちゃんのばん」
ゆかりは、誠の直腸に注ぎ込むグリセリン液の用意をする。
「ゆかりは膣穴があるからいいわね。これは邪魔なだけ」
ミサが立ち上がって小さなおちんちんをつまんでいる。ゆかりは準備が終わると、四つん這いの誠のアナルに浣腸注射器の先端を挿入した。ひやっとする。ゆかりはミサのときと同じように誠の直腸にグリセリン液を注入する。3本入れ終わると、アパルプラグをする。お腹がはって苦しい。自分でもわかるくらいおなかが膨らんでいる。十分に誠に我慢させた後、アナルプラグを抜くと、汚れた液体がプシュッとアナルから噴出する。これを4回繰り返し、液体は透明になった。
「まずは、まこちゃんを可愛がってあげるわ」
ミサがディルドにコンドームを被せながらいう。四つん這いの誠のアナルにたっぷりローションを塗りたくると、ゆっくりディルドを押し込んでいく。誠のアナルは真理子によって開発され、餅のように柔らかくなっている。直径10センチぐらいのディルドでも飲み込める。ミサは左手で誠の小さな皮かむりのおちんちんをしごき、右手でディルドを操って、直腸内の前立腺をぐりぐりと責めはじめた。ああっつ、いいっつ、と思わず声がでてしまう。真理子に徹底的に開発されたので、体がすごくいきやすくなっている。カウパー腺液が尽きてなお、前立腺刺激によっていかされつづけるのだ。ミサが前立腺をディルドでぐりぐりすると、たまらずに、ああっつ、と声をだして、勃起しない、萎れたままのおちんちんがカウパー腺液を吐き出してしまう。
「まこちゃんはよく開発されているわね。谷口さんもきっと気にいるわ。あと、どれくらいいくことができるのかしら」
ゆかりが、カウパー液を吐き出した、しなびたおちんちんをいじり、乳首をいじりながらいった。こりこりといじりまわしたので、思わず乳首が勃起してしまう。たっぷり女性ホルモンにひたされた肉体は、もはや全身が性感帯に近かった。その快楽も女性の快楽に似て、カウパー液をどろっと吐き出したところで、それはもう男の射精とは全く違うものになっていた。誠の快楽は男の射精のような出口を喪失してしまっていた。快楽はもはやどこへも出て行かず、全身を駆け巡るのだ。最後まで残った快楽は、澱のようにたまり、再び空気を送られると、消し炭のごとく再び快楽の炎を燃え上がらせるのだ。ゆかりが乳首とおちんちんをいじりまわし、ミサが前立腺をディルドでこねくり回した。誠は陶器のように白い女体を紅潮させ、玉の汗を流して、ああっつ、だめ、だめ、いっちゃう、いっちゃう、とSM部屋全体に響き渡るような大声をあげて、何度もいってしまう。
「すごいわね。まこちゃんの体は」
ミサが感心している。誠がぐったりしたので、二人は手を休めた。
「次はゆかりをかわいがってあげましょう。女の膣穴をもっているのよ。私たちの体が来年にはどうなるかみてみたくない」
ミサが誠に微笑みかけた。誠は来年にはゆかりのように、膣穴がうがたれ、経血をながす体になるのだ。ゆかりのからだがどんな風なのか、誠は興味があった。
「まこちゃん。シャワーをあびれば気持ちよくなるわ。そうしたら、ゆかりを責めましょう」
ミサにうながされて、誠はシャワーをあびた。
「ベッドにいきましょう」
ゆかりが言った。誠は濡れた体をバスタオルできれいに拭くと、2人と一緒にSM部屋のベッドにやってきた。そのベッドはキングサイズだった。ゆかりはベッドに大の字に横になった。股間にはほとんど隠毛が生えていない。小陰唇が貝のように固く口を閉ざしている。
「さあ、自由にみていいわよ」
まことは口を閉ざしている小陰唇を左右にゆっくりと開いた。頭に皮を被ったクリトリスがあり、その下に小さなおしっこ穴、その先にピンクの平原が広がり、膣穴の暗がりへ落ち込んでいる。小陰唇の中はきれいなピンクだった。真理子のと同じだ。
「ゆかりったら、おちんちんが解体される前の日からめそめそ泣いていたのよ。後戻りなんてできないし、そうなるしかないんだから。でも、私も泣いちゃうかも。おちんちんがなくなっちゃうって頭ではわかっていても、なんかとっても悲しい気持ちがするわ」
「私もすぐにそうなるのね。女としてはカッコ悪いと思っても、なくなっちゃうのはすごく悲しい気がする」
誠はゆかりの小陰唇のなかを覗き込みながらいった。
「私はすっかり女なのよ。経血も流れるし、おりものもあるの。もう悲しくないわ。あきらめたもの。今の女の生活は楽しいわ。もうすぐ2人も仲間に加わるし。女の私を気持ちよくして」
誠はどこをいじれば女が気持ちよくなるか知っている。真理子の膣穴やクリトリスを数え切れないほど弄んできたのた。ゆっくりとクリトリスを右手の中指でこりこりと押し潰す。ここはかつてのゆかりが男だった頃のおちんちんの名残なのだ。何度も押しつぶすと、ゆかりは、ああっつ、と声をもらし、クリトリスが固く勃起する。さらにいじりまわすと膣穴の暗がりから蜜があふれてくる。クリトリスの包皮がむけ肉芽がかおをだす。ああっつ、とゆかりが声をあげる。真理子と同じ、女だった。ミサが形のよい乳房の大き目の乳輪のうえにのっているぶっくらした乳首を右手の人差し指と中指でこりこりと押しつぶす。また、ああっつ、とゆかりが声をあげる。ぷっくらした乳首が固く勃起する。女は身体中が性感帯なのだ。出口のない女の快楽は、身体中の快楽点に着火してまわる。快楽のほむらは外へは出て行かず、落雷のごとく体をつらぬいたかと思うと、こっそり影に隠れてしまう。誠はこりこりとクリトリスの肉芽をいじりまわす。ゆかりは、ああっつ、いいっつ、と体をよじらせる。膣穴からとろとろと蜜があふれてくる。誠は右手の中指と人差し指で蜜のあふれる膣穴の浅瀬をかき混ぜる。さらに指を奥にいれると、膣壁が激しく蠕動し指が食いちぎられてしまいそうだ。ああっつ、もうだめ、いっちゃう、いっちゃう、もうだめ、膣穴を痙攣させてゆかりはいってしまった。
「もっとして、もっとかきまぜて、もっといじって。体がじんじんして、ほてってたまらないの」
「これを使ってあげて」
ミサが直径5センチくらいのくねくね動くムラサキのバイブにコンドームをかぶせ、たっぷりローションを塗る。誠はスイッチを入れ、ゆっくりと膣穴にねじこむ。膣穴がずぶずぶとバイブを飲み込んでいく。くねくれと振動するバイブは膣壁をかきまわす。
「ああっつ。いい。きもちいい」
ゆかりが体をくねらせ、白い女体を紅潮させる。誠がバイブをだしいれすると、さらに大きなよがり声をあげる。
「ああっつ、もうだめ、もうだめ。いっちゃう、いっちゃう」
ゆかりは体をがくがくっと震わせながらいってしまった。
「も、もういっかい」
ゆかりがおねだりをしてくるので、誠はもう一度スイッチをいれ、膣内深くかきまぜてあげた。一度火のついた女の体はいきやすくなっていて、何度かバイブをだしいれしただけでまたいってしまう。誠は、あと2、3度ゆかりをいかせてあげた。ゆかりは汗まみれでぐったりしている。女は体が疲れきるまでいくことができるのだ。
「こ、こんどはミサをいかせてあげないとね」
疲労困憊のゆかりがいう。
「私はシャワールームで四つん這いがいい。まこと同じスタイルでかきまぜてほしい」
「ゆかりはゆっくりしていて。私がミサをいかせてあげる。ミサちゃん、いきましょう」
誠が声をかけると、うれしそうにミサがたちあがった。シャワールームでミサは四つん這いになると、
「バイブでかきまぜてほしい」
とおねだりしてきた。誠はピンクの太いバイブを選んで、コンドームをかぶせ、ローションをたっぷりとぬりたくった。ピンクのきれいなミサのアナルにもたっぷりとローションをぬりたくった。右手でバイブをゆっくりアナルにおしこんでいく。ミサのアナルは柔らかいお餅のようにバイブを飲み込んでいく。バイブのスイッチをいれると、ウィーンと低い音がして、ミサの直腸内をかき混ぜ始める。誠は出し入れして、ミサの前立腺を刺激してあげる。ああっつ、いいっつ、とミサがこえをあげる。紅潮した白い肌からは湯気がたち、女の匂いがむんむんする。ミサは誠と同じ女体なのだ。どこが気持ちいいかはわかっている。前立腺のあたりをぐりぐりする。バイブがウィーン、ウィーンと低い唸りをあげる。誠はバイブを左手に持ち帰ると、ミサの小さな皮かむりのおちんちんをやさしくしごいた。おちんちんはもう大きくなることはない。やさしくしごいてあげると、ミサが
「きもちいい。もっと強くして。もっと強くしごいて」
と声をあげる。誠は皮かむりの亀頭をつよく押してしごいてあげた。アナルではバイブがウィーンウィーンと唸りをあげている。
「ああっつ、気持ちいい。いっちゃう。いっちゃう」
強くしごいた小さなおちんちんはしなしなのまま透明な液体をどぴゅっと吐き出した。ミサが体をがくがくっとさせた。ミサはいってしまった。でも、ミサの体はもう男ではない。一度いったくらいでは満足できないはずだ。それは同じく女体になった誠が一番よく知っている。
「もっと、きもちよくしてあげる」
「お尻の穴をもっとかきまぜて、おちんちんもちゃんとしごいて、すこし皮がむけるくらいがいいの」
誠は振動するバイブで前立腺のあたりをかきまぜた。小さな皮かむりのおちんちんを皮がずるむけるくらい強くしごいてあげた。ミサが、ああっつ、いいっつ、と声をあげる。また、おちんちんが透明な液体を、すこしだけ、ちょろちょろっと吐き出した。また、ミサはいってしまった。白い女体が紅潮し、玉のような汗が流れている。誠はちいさなおちんちんが透明な液体を完全に吐き出さなくなるまで、皮が少しむけるまで擦り上げて、何度もミサをいかせてあげた。出口のない快楽は体力がなくなるまで女を捕まえて離さないのだ。走り出したら石炭の最後の一石が燃え尽きるまで降りられない列車なのだ。疲れ切ったミサはアナルにバイブをしっかりくわえたまま、汗まみれになって、四足獣が休憩するみたいに、前肢を伸ばして、前に突っ伏した。
ゆかりがシャワールームにやってきた。
「ミサはすごく楽しんだみたいね。私もとっても楽しかったわ。一緒にシャワーを浴びて少しお昼寝しましょう」
ゆかりはミサのローションでぐじゃぐじゃのアナルから、力をいれてバイブを抜いた。それほどミサのアナルはしっかりバイブを咥えこんでいた。暖かいシャワーで汗まみれて突っ伏しているミサの体を洗い流してあげた。ゆかり自身もシャワーをあびた。誠もシャワーをあびた。ゆかりがバスタオルをもってきて、みんなの体を丁寧に拭く。もうろうとしたミサが立ち上がると、誠とゆかりでささえた。SM部屋のキングサイズのベッドのシーツは新しいものにとりかえられていた。ゆかりが取り替えたのだ。もうろうとしたミサと一緒に、誠とゆかりはベッドの上にたおれこんだ。倒れこむと同時に睡魔が襲ってきて深い闇の中にひきずりこまれていった。
その夜は、一緒に夕飯を食べて、2階の寝室のキングサイズのベッドでお互いの体を寄せ合って眠った。お互いの暖かい体の温もりが気持ちよく、すぐに眠りに落ちた。
翌日の朝、1月1日の朝は、5時に目覚ましで叩き起こされた。谷口と初詣にいくのだ。トーストを焼きダイニングで3人でたべた。食べ終わると、2階の寝室の一つに向かう。そこにはファンデーションや化粧水など様々な化粧品があり、三面鏡がある。
「好きなものを使っていいわよ」
ゆかりが声をかけてくれる。誠はそこにある化粧品をつかって、三面鏡を覗きながら化粧をした。化粧は真理子にたっぷりとしこまれた。すっかり女らしくなった顔は化粧がはえる。誠は本物の女のように化粧できるようになっている。
ミサがクローゼット引き出しから何かを取り出した。
「これは着物よ。3人ともこれから気付けよ。ゆかりと私は一人でできるからまこちゃんを最初に着付けてあげるわね」
誠が服を脱ぐと、ショーツを大人用の紙おむつに履き替えさせられた。
「急ぎの時にはなれない着物じゃおしっこ難しいでしょう。少しお漏らししてもいいように、おむつを履きなさい」
ゆかりが言ったので仕方なく紙おむつに履き替えると、ゆかりとミサに着物をきつけされた。誠は美しい和装の美女に仕上がった。部屋にある姿見に全身を映すと、そこには和装の美女がたっていた。だれも彼女に小さなおちんちんがぶらさがっていることなど想像できないだろう。ゆかりもミサもそれぞれに着物をきつけた。時間は9時になっていた。
10時近くになって、外で車の音がする。玄関のインターフォンがなる。ミサがインターフォンにでた。
「わかったわ」
ミサはゆかりと誠にほほえんだ。
「谷口さんがきたわよ」
ミサはゆかりと誠の手をとって、玄関に向かった。谷口が玄関のドアを開けてはいってくる。
「3人とも美しいな。まこも女になったな。とてもきれいだ。これから一緒に初詣にいこう。さあ、おいで」
谷口は誠の肩を抱いた。男の匂いがする。タバコの匂いがする。誠にはもう異性の匂いだった。たくましい男の匂いだ。かつての誠の匂い。もうけっして誠が発することのない匂い。
「まこ、初詣から帰ってきたら、たっぷり可愛がってやるからな」
「まこのお尻はすごく柔らかいのよ。とっても気持ちがいいとおもうわ」
ゆかりが谷口に微笑んだ。
「そうか。それは楽しみだな」
谷口は誠を抱きしめて女の匂いを嗅いだ。誠のからだは大量の女性ホルモンに浸されて細やかな皮下脂肪が降り積もり柔らかなメスの匂いがする。毎日の化粧によってファンデーションやリップ、チークなど化粧品の匂いがするようになっている。
「すっかり女の匂いがするようになったな」
谷口はうれしそうに誠を抱きしめた。
「さあ、いこうか」
谷口は3人の女を引き連れて、玄関の車回しに止まっている大きなリムジンの後部座席に乗り込んだ。女3人が乗り込むと、車は静かに発車した。