寺田聡子

谷口昌平は地下室で、梁からブロックチェーンで吊るされている全裸の寺田聡子をバラ鞭で打ち据えていた。痛いー、痛いーと聡子が叫ぶ。これは2人だけのSMプレイだった。谷口は白い陶器のような聡子の肌を心配して一本鞭は使わない。

 パシィー、と谷口が聡子を打ち据えると、聡子は体を震わせがくりとして、声を上げない。心配して谷口が近づくと聡子は息絶えていた。いつものSMプレイだった。谷口は聡子を梁から下ろすと、秘書の山崎に電話をかけた。

 例え心不全でもここで殺人などあってはならないのだ。聡子は生きていることにしなければならない。

 谷口は秘書の山崎に身代わりを探させた。行方不明になっても構わない女。借金漬けならなおいい。借金苦に行方不明というのはよくある話だ。谷口の持つ会社の一つに消費者金融がある。山崎はその会社のブラックリストに載っている女性を探した。年齢は聡子と同じ20代前半。身長は165センチぐらい。身長はわからないので、まずは年齢で絞り込む。いなくなっても周りが不審に思わない借金苦の女にしぼり、実際に目で確認するのだ。

 山田誠、恵美子夫妻は郊外に1戸建の家を新築した。45年のローンを組んだ。しかし、その直後誠は勤めていた銀行をクビになった。横領の濡れ衣を着せられたのだ。横領額は1千万。銀行をクビになった上、裁判で訴えられることになった。誠には弁護士を雇う余裕などなかった。誠は人生に絶望し、家に引きこもるようになった。日々の暮らしにも事欠くようになり、消費者金融で金を借りるようになった。返済のめどなどなく、借金を焦げ付かせることになった。妻の恵美子はパートに出て働いたが、焼け石に水だった。

 山崎はブラックリストから山田誠を見つけた。部下の屈強な男2人と山田誠の家を暑い8月の午後1時頃に訪れた。

「どちらさまですか」

 妻の恵美子がでた。

「山崎といいます。借金の件で」

とっさに借金取りだと思った。

「あなた」

恵美子は奥にいる誠に声をかけた。誠は幽霊のように現れた。

「か、金なんてないぞ」

誠はよわよわしく言った。

「借金をちゃらにする話だ。それにこの家のローンも持ってやる。いい話だろう」

山崎はにやりとした。

「ど、どんな話だ?」

「奥さんを差し出すんだ。あとで行方不明届をだせばいい。奥さんは悪いようにはしない」

その言葉に、誠は一瞬我にかえった。

「つ、妻を。そんなことは絶対にしない」

誠は強気な姿勢をみせた。

「今すぐでなくていい。あとで返事を聞かせてくれ。それと写真を撮らせてくれ」

山崎がそういうと、屈強な男の一人が有無を言わさず、スマホのカメラを二人に向けた。二人の写真をカメラに収めると、男たちは帰っていった。誠はその場にへなへなと座り込んだ。妻の恵美子は誠のそばに駆け寄った。誠が自分を守ってくれたことが嬉しかった。誠に抱きついて涙を流した。

 山崎は山口に写真をみせた。

「この女はどうです?」

山口はじっと写真の女を見つめた。

「身長は?」

「150cmぐらいです」

「男のほうは?」

「165cmぐらいです」

「おとこのほうだな」

「男のほう?」

山崎は山口がなにをいっているのかすぐには理解できなかった。

「そう、男のほうだ。これを女にすれば聡子に似せることができそうだ。身長もちょうどいい。体つきも男にしては華奢だ。高松が実験材料を欲しがっていた。ちょうどいい」

山口は山田誠の写真を見つめてにやりと笑った。

翌週に山崎はまた、山田誠の家を訪れた。玄関のインターフォンを鳴らすと、今度は誠が現れた。

 山崎を見るなり

「何度来ても返事は変わらない。どんなことがあっても妻は渡さない」

と叫んだ。

「奥さんの方ではなく、あんたのほうだ。会長が来て欲しいのは。お前がくれば、家のローンも借金も全て肩代わりしてやる。どうする?」

誠はたじろいた。妻の体目当てだと思っていたのが自分が目当てだったことに当惑した。妻が慌てて玄関に出てきた。

「どうしたの?」

「こいつらはお前ではなくて俺が目当てだというんだ」

「行かないわよね。二人でがんばりましょう」

「お前がくれば全ては解決する。あと少し待ってやる。こんなチャンスはないぞ。このチャンスを逃したら、お前たち2人とも借金苦で首を吊ることになる。お前の犠牲だけで妻を救えるんだぞ」

 山崎はにやりと笑った。

 誠は心がぐらついた。もし自分がこいつのいいなりになれば妻を救えるのだ。自分にどんな運命が待ち受けていても妻を救えるのだ。

「ほ、本当にローンを払ってくれるのだな?借金を帳消しにしてくれるのだな?」

「ああ、本当だ。嘘はつかない。一緒にくれば、あとでローンを完済したところも、借金がなくなったところも見せてやる。2度と妻の元には戻れないがな」

「あなた、そんな言葉を信じないで」

恵美子は誠の腕にすがった。

「恵美子、俺は行ってくるよ。恵美子に大変な思いはさせたくない。俺が犠牲になることでお前が助かるなら本望だ。つらい思いをさせて悪かったな」

誠は恵美子の腕を解いた。

「俺は行きます」

誠がそういうと山崎はにやりと笑った。

「ついてこい。もうお前は妻の元へは戻れないが、これでローンも借金も心配はない」

誠は山崎についていった。道路に巨大な黒のベンツが止まっている。後部座席のドアが音もなく開いた。

「さあ、のれ」

誠が乗り込むと、隣に山崎が乗り込んだ。助手席に屈強そうな男が座っている。ドアが静かに閉まる。車が静かに動き出した。

「お、俺をどうするんだ?」

「お前は、会長の愛人になるんだ。お前は女になるんだ」

誠は声もでなかった。車はどんどんと進んでいく。街を抜けて郊外の田園地帯を走り、やがてまた街が見えてくる。大きな病院がみえる。高松総合病院。車は病院の玄関に横付けされた。

「さあ、降りろ」

 後部座席のドアが開いたので、誠は車からおりた。山崎が続いて降りてくる。山崎に指示されて、誠は病院の中に入った。看護婦がこちらへやってきた。看護婦に付き添われて誠は個室に入った。後ろから山崎が入ってくる。部屋は6畳ぐらいで、ベッドが一つと椅子が一脚。看護婦に促されてベッドに腰をかけた。看護婦が注射器をとりだした。誠に腕まくりをさせて、そこに注射を打った。誠は意識が遠くなった。

誠は目を覚ました。天井にはLED照明がある。どこかの部屋のベッドの上にいるようだった。かすかに女の匂いがする。起き上がって部屋を見回すと、女性の部屋のようだった。女になるんだ、という山崎の言葉を思い出した。自分のちんちんを触ってみた。またちんちんはある。着ているものも家を出るときに着てきたものだ。誠は立ち上がって、ドアをそっと開けた。テレビの音がする。そっと廊下にでた。片方は玄関につうじている。片方はリビングになっているようだ。逃げられるとは思った。しかし、ここで逃げ出したら妻の恵美子がどういう目に合うかわからなかった。ゆっくりとリビングにむかった。リビングでは長い髪の女がソファに座ってテレビをみていた。誠に気がついたようだった。誠を振り返って見た。美しい女だった。

「気がついたのね。あなたはこれから私とここに住むの。私は三浦真理子。よろしくね。誠くん」

 女は立ち上がって近づいてきた。

「服を着替えましょう。ここで男物の服は禁止。着ているものは処分しちゃうわね」

女は誠の腕をとると、さっき誠が寝ていた部屋へともどった。女の体からは香水のいい匂いがする。

「さあ、全部脱いで」

あ、ああ、といって誠は彼女の命令に従うことにした。服を脱いで全裸になった。真理子は誠のちんちんを触ってきた。

「もう、たまたまはないのよ。とっちゃたの。このおちんちんもあと少しでさようならね」

 誠はちんちんに手を持っていって、きんたまがあるあたりをさわったが、そこにもうきんたまはなかった。

「さっき、睾丸の切除手術をしたのよ。女性ホルモンも打っておいたわ。次第に女の子になるの」

女はそういって、誠の着ていた服をビニール袋にいれた。そして、クローゼットから何かを取り出した。

「これを着て」

それは薄いブルーのキャミソールとショーツ、ワンピースのパジャマだった。しかたなく誠はそれを身につけた。

「誠くん。これからは女の子として暮らすのよ。まだペニスはあるから、アナルの拡張を今日から始めましょう」

 アナルの拡張はその日の夕方から始まった。

「アナルの拡張はお腹がきれいなうちにしておくといいのよ。終わったら一緒に夕食をつくって食べましょう。さあ、お風呂場にきて」

「お、俺はま、まだ」

「逃げられないわ。奥さんのこともあるでしょう。それにペニスがついているうちは、いつでもしたいときにセックスさせてあげるわ。大丈夫。心配しないで。私、アナル拡張は上手なの。そのために雇われているんだから」

誠はお風呂場に連れて行かれた。この部屋にはお風呂場が2つあった。誠が連れて行かれたお風呂場はバスタブがなく、シャワーだけの白い浴室だった。中央の排水溝の部分へ向けて床が傾斜している。誠と真理子は脱衣場で全裸になった。真理子の裸体は陶器のように白く美しい。乳房はきれいなお椀型で巨乳ではないが、ほどよい大きさだ。お尻はおおきくぷりぷりしている。股間はきれいに脱毛処理され、きれいに一文字の陰裂が走っている。おもわず、誠のおちんちんは固く勃起した。

「大きくなっているわね。あとで中でしてあげるわね」

真理子は微笑んだ。

「用意をしてくるから、お風呂場の真ん中で四つん這いになっていてね」

 誠が白い浴室の中央で四つん這いになると、真理子は全裸のままどこかへいって何かをもってすぐに戻ってきた。

「まずはお腹をきれいにするわ」

 真理子が持ってきたのはビニール手袋、グリセリン浣腸液、浣腸注射器、ローション、ディルドなどのアナル拡張セット一式だった。

 真理子は右手にビニール手袋をすると、ローションをたっぷりつけて誠のアナルにゆっくりと右手中指を押し込んだ。左手で勃起したちんちんをぎゅっと握ってしごいた。誠はきもちいいのかきもちわるいのかわからなくなった。右手中指はゆっくりアナルの中に沈んでいく。真理子は中指をぬくと、浣腸器にグリセリンをいれて、先端にローションをつけてアナルに押し込んだ。ローションで揉みほぐされたアナルは注射器の先端を飲み込んだ。ゆっくりグリセリン浣腸液が直腸に入っていく。グリセリン液を注入し終わると、真理子が右手中指で栓をした。

「これで3分間がまんしてね。これを3回繰り返せばきれいになるわ」

そう言う真理子は左手で誠のちんちんをしごき続けた。お腹がくるぐるとなって苦しい。ぞうきんを絞られるように痛い。ちんちんをいじられる快楽とお腹の痛みが、ミルクをコーヒーにこぼした時のマーブル模様になっている。

「お、お腹が痛い」

「あと少しのがまんよ」

誠は苦しくて額から汗が滴り落ちる。時間がくると真理子は栓を抜いた。勢いよく、アナルから大便の混じった汚れた液体が噴出した。真理子は気にする様子もなく、シャワーできれいに洗い流すと2本目にかかった。2本目も苦しかったが、ちんちんをいじられて、勃起したちんちんは勢いよく射精してしまった。2本目の浣腸が終わると、飛び散った透明な精液とアナルから噴出した液体をきれいに洗い流した。

「あと1本。だいぶきれいになったわ」

3本目を噴出した時には、とびだした液体はきれいな状態だった。

「これから30分から1時間をかけて、アナルを拡張していくわ。今日は初めてだから一番細いものをいれていくわね」

真理子は細いディルドをとりだすとたっぷりローションをつけて、誠のアナルに押し込んでいった。ゆっくり出し入れを繰り返し、中をぐるぐるとかき混ぜる。誠は今までにない変な気分だった。これから毎日、こんなことをされてアナルを拡張され、男のちんちんを受け入れられるように調教されるのだ。でも、アナルをかき回されるのはそれほど気持ち悪いものではなかった。いくぶん、気持ちいいという感じもする。妻の恵美子を抱いた時、恵美子は膣穴でこんな風に感じたのだろうか。真理子はねちねちとアナルを細いディルドでいじりまわす。ディルドがどこかを刺激した時、誠の体を快楽の電流が走った。ああっつ、と思わず声をあげた。

「ここね。わかったわ。ここが誠の前立腺ね」

真理子はそこをディルドで集中的に刺激した。何度も刺激されて誠は昇りつめてしまった。ああっつ、と声をあげ、体をがくがくっとさせた。勃起していないちんちんは透明な液体を吐いた。

「ここは何度でもいけるのよ。ペニスは射精したらおしまいだけど、ここの快楽は出口がないの。身体中を駆け回るのよ。体力が尽きるまでね」

 真理子はじらせたり、刺激したりしながら、何度も誠をいかせた。真理子の部屋はクーラーが効いて涼しいにもかかわらず、何度もいかされて誠は汗でびっしょりになった。こんな快楽の経験は初めてだった。はーはーと息をはいて力尽きた誠をみて、今日のアナル拡張は終わりになった。誠と自分の汗をシャワーできれいにながすと、器具一式をもって真理子は浴室をでていった。

「タオルを持ってくるわね。初日にしては上出来だわ」

 誠はキャミとショーツを着せられ、女物のワンピースの部屋着を着せられた。夕食は真理子の指導のもと、一緒に台所でつくった。ハンバーグだった。

「誠くんは将来、女の子としてお嫁に行くのよ。お料理ぐらいつくれないとね」

 ハンバーグの肉団子をこねながら真理子が微笑んでいる。誠はぽかんとした。女の子としてお嫁にいく?何をいっているんだろうかという顔の誠をみて真理子がいった。

「誠くんはニューハーフになるだけじゃないの。その先があるのよ。女の子になるっていう。そうしたらここに閉じ込めておく必要もないわ。それまでは辛抱してね」

「俺をニューハーフにするんじゃなかったのか?おれはニューハーフにされて男を取らされるのかと思っていた」

「ニューハーフは途中段階。そのおちんちんは最後には解体してしまうの。亀頭でちゃんと感じるクリトリスをつくってもらえるから安心して」

誠は信じられなかった。ニューハーフにされるだけでなく、最後はおちんちんが解体されてしまうなんて。でも、もう誠は逃げ出せないのだ。おとなしく真理子の隣でハンバーグの肉団子をつくった。そして、一緒にダイニングキッチンでハンバーグを食べた。

 その夜、誠がお風呂に入っていると、真理子が全裸で入ってきた。

「今日からベッドも一緒なんだから、お風呂も一緒に入りましょう」

 真理子の裸体は陶器のように白く、柔らかい脂肪が降り積もった女体は丸みを帯びている。髪をまとめているので、カランの前で体を洗っているときに美しいうなじがみえる。誠はきんたまを取り除かれてしまったとはいえ、その竿はお湯の中で固く勃起していた。女性ホルモンの注射も初めてなので、まだまだ体は男なのだ。真理子がどこも隠さず湯船に入ってくる。真理子は肩まで湯船に浸かると、誠の股間を見つめた。

「大きくなってる」

真理子は嬉しそうにそういうと、誠の勃起したおちんちんをその白くて壊れそうな右手でそっと握った。女の手で触られてさらに怒張した。

「誠はまだまだ男の子ね。今日から毎日、何度でもセックスしましょう。男としてのセックスができなくなる日まで。私はいつでもお相手してあげるわ。中でいっちゃっていいのよ。お風呂からでたら、部屋でしましょう。もう我慢できなくなっているんでしょう」

真理子はそういって、誠にしがみついた。誠は真理子の細い腰に両手を回して抱きしめた。おちんちんが破裂しそうなほど大きくなっている。真理子の女の匂いが誠の鼻腔をくすぐる。

「だめだ。だめ!これ以上はがまんできない」

 誠はしがみついてくる真理子を押しのけた。

「じゃあ、お風呂をでたら、ベッドでしましょうね」

 真理子はそういって、誠から少し離れて腰を下ろした。それでも誠の位置からは、真理子の豊かな白い乳房やきめ細やかな肌が見えてしまう。誠は顔を赤らめて、湯船からでた。浴室をでて、脱衣場でバスタオルで体を丁寧に拭く。真理子はまだ入っているようだった。おちんちんを拭いたときに、きんたまがもうなくなっていることを実感した。そこには竿しかなかった。固く勃起した竿しか。竿はまだ興奮冷めやらず、大きくなったままだった。誠は体を丁寧に拭くと、女物のショーツと女物のキャミ、そして部屋着のワンピースを身につけた。エアコンで涼むためにリビンクに向かった。誠は冷蔵庫でつめたく冷えた缶のグレープジュースをみつけ、開けてぐいっと飲み干した。缶をテーブルに置いた時、真理子が現れた。全裸だった。

「さあ、はじめるわよ」

真理子は白い陶器のような肌をさらして、ダイニングテーブルに左手をついた。誠は誘われるままに真理子の手をとって、寝室に向かった。誠はもう我慢ができなかった。竿はびんびんに勃ったまま、ショーツからはみだしている。ベッドに真理子を押し倒すと、その白くて柔らかい乳房にむしゃぶりついた。乳輪がひろがったふっくらと大きな乳首を口に含み舌で転がした。右手は真理子の女性器をまさぐった。女性器はぐっしょりと湿っている。誠が右手中指と人差し指を入れると、底なし沼のようにすっぽりと飲み込んで、膣襞が絡まりついてきた。ああっつ、いいっつ、と真理子が女の声をあげる。

「い、いくよ」

「きて。準備万端よ」

 誠は正常位で真理子にまたがり、ぐっしょり濡れた膣穴にびんびんに勃起した竿をゆっくりと押し入れた。膣壁がぎゅっと締まり、襞襞が絡まりついてくる。誠は真理子の腰にしがみつき、何度か腰を振った。すぐに限界はやってきた。ああっつ、と叫ぶと誠は真理子の中に射精した。あまりの締め付けに我慢ができなかった。誠はぐっしょり汗をかいてはあはあいいながら、真理子の白い乳房の中に顔をうずめた。真理子の肌はひんやりした。その冷たい腕で誠を抱きしめた。

「はやく行っちゃったわね。したくなったらいつでも言ってね。すぐにさせてあげるから。おちんちんでできなくなっちゃまではいつでもしてあげる」

 誠は回復するとまた、真理子の膣穴をまさぐり、右手中指人差し指で茶筅のようにかきまぜた。蜜がまたあふれだしてくる。

「クリを、クリをさわって」

 誠は小陰唇の頭についている、勃起して包皮から顔をだしている肉芽を蜜で濡れた人差し指の腹でこすりまわした。肉芽はさらに固く勃起する。

「ああっつ。気持ちいい。もっとこすって」

 誠はさらにこすりまわす。膣穴からは蜜がとめどなくあふれでる。

「いれるよ」

「いいわよ」

 誠は膣穴に激しく屹立した竿をゆっくりと押し込んだ。底なし沼のように沈み込んでいく。襞が絡みつき、きつく締め上げる。誠は何度か腰を振ると、あっという間に真理子の中に射精した。2回が限界だった。誠は真理子と一緒にシャワーをあびると、真理子の寝室の布団に全裸で倒れこんだ。深い眠りに落ちていった。

 誠の真理子の部屋での生活が始まった。部屋の鍵は外からかけられ、中からは開けられないようになっている。誠の男物の服は処分されてしまった。部屋の中は快適で、外の季節はわからない。毎日、アナルの拡張訓練をほどこされる。一月、二月するうちに、柔らかく揉みほぐされたアナルは、直径8センチのディルドを飲み込めるようになった。それで前立腺をこすられると、何度でもいってしまうのだ。カプセルでの女性ホルモンも毎日投与され、体は次第に女性化していっている。最初の1ヶ月くらいは、毎日、1日に2度、3度と真理子を抱いた。女性ホルモンが効いてくるにあたって、猛り狂う性欲は、おとなしくなっていった。週に1回、女性の看護師がやってきて、女性ホルモンを注射していく。そして、女体化の進行状況を確認していく。

 誠は何度か、真理子に化粧させられて、女の格好で部屋からつれだされ、待っていたリムジンで病院に連れて行かれて、手術を受けさせられた。入院期間は3週間から1ヶ月、戻ってくるとさらに女らしいからだになっていた。

 誠は真理子とは別の寝室をあてがわれていたが、真理子と同じベッドに寝ることが多かった。毎日を真理子と過ごすため、真理子の生理を目撃してしまう。真理子も生理をみられることを気にしなかった。

「女のからだになると、こうやって毎月、経血がながれるの。誠も私と同じ体になるわ。今から知っておいて損はないわ」

 そうして、経血でべっとり汚れた生理用ナプキンをみせつけてくるのだ。お互いのオナニーを目撃することもある。誠は朝起きて、隣に真理子がいないことに気がついた。真理子は床にすわって、オナニーをしていた。ワンピースの部屋着の中に左手を突っ込んで乳首をこりこりといじり、右手をショーツにつっこんでクリをいじりまわし、ああっつ、と声をあげている。真理子は誠に気がついた。

「朝のオナニーは気持ちがいいの。クリが朝立ちするの。一人でするならクリが気持ちいい」

 真理子は恍惚の表情を浮かべて、オナニーにふけっている。誠は女の人のオナニーをみたことがなかった。妻、恵美子のオナニーもみたことがなかった。女の人がオナニーをするとは思っていなかった。

 誠も真理子にときどき、オナニーを目撃されていた。誠は真理子が家を留守にするときに、オナニーにふけっているのだ。真理子はオナニーにふけっている誠をみつけると、勃起した竿をフェラしてくれた。その夜は、ベッドで合体して盛り上がった。

 季節は12月になっていた。誠は手術で連れ出される以外は外の世界から切り離されていた。真理子の部屋に閉じ込められていた。誠は脱毛されほとんど体毛はなくなり、体にはふっくらと柔らかい脂肪がふりつもって、女らしい丸みを帯びた体になっていた。髪も肩まで伸び、女物のワンピースやブラウスが似合うようになっていた。8月に連れてこられた時はいかにも女装という感じだったのに、今ではとても似合っている。女にしかみえなくなっている。

 誠は暖房の効いた部屋で裸になると、バスタブのない浴室へ向かう。

「これから、気持ちよくしてあげるからね。まずはよく洗わないとね」

 バスタブのない浴室の中央で四つん這いになると、真理子が誠の丸くなったお尻をいじりながら、浣腸をする。グリセリン液を浣腸注射してしばらく我慢させ、排泄させる。これを3度やると、直腸がきれいになる。

「さあ、これからよ」

 真理子はアナルにローションを塗り、コンドームをかぶせた直径8センチのバイブもローションでびしょびしょにする。誠のアナルにゆっくり沈めていく。拡張された誠のアナルはゆっくりとバイブを飲み込んでいく。真理子がスイッチをいれると、ウインウインとバイブが直腸内をかき混ぜる。バイブの先端が前立腺を激しく擦り上げる。真理子は右手でバイブを握り、左手で小さなペニスをごしごしとしごく。誠はもう、ほとんど勃起することはなくなっていた。アナルでいくことが唯一のオナニー手段になっていた。なんどもバイブでかき回されて、ああっつ、いいっつ、と声をあげる。真理子がペニスをしごく。何度か前立腺を刺激すると、ああっつ、と誠は声をあげ、体をびくっとさせ、小さなペニスからどろっと、透明な精液を吐いた。誠の女のような白い肌が赤く紅潮する。汗が滴り落ちる。

「もういっちゃったのね。またいくわよ」

「ええ、お願い」

 誠の快楽は、明らかにペニスで射精していたときとは違ってきている。射精していたときは、射精で快楽は終わりだった。しかし、アナルで犯されるようになって、ペニスがどろっと精液を吐いても、快楽はそれで終わりではない。じんじんとした快楽が身体中を走り回るのだ。そしてそれはもう一度、かき回されるとふたたび、燃え上がってしまう。外へとは出て行かない快楽が波のように何度も寄せては返すのだ。真理子に再び、バイブでアナルを捏ね回されると、じんじんとした快楽の炎は再び燃え上がり、全身を快楽の電流が貫くのだ。ああっつ、いっちゃう、女のような声をだして、バイブで捏ね回されるたびに体をよじらせる。

「最近はすごくアナルで感じるのね。アナルでしか行けなくなっちゃったってこともあるけど。もう、おちんちんはいらないわね」

 真理子がいじわるをいって、バイブでこねまわす。ああっつ、と声をあげ、からだをびくっとさせ、ペニスがどろっとわずかばかりの液体を吐いて、誠は行ってしまった。最近では4回ぐらいまでいける。その時には萎びたペニスからはなにもでてこない。その日も真理子はバイブで責め続け、誠を5回いかせた。萎れたペニスはもうなにも吐き出さなかった。

 誠は四つん這いのまま、足を折りたたんで、前につっぷしていた。あまりの快楽に気が遠くなっている。白い裸体が紅潮し、汗が流れている。

「次は私の番ね」

 誠は起き上がると、その場にしゃがみこんだ真理子のクリをちろちろと舐め始めた。誠のペニスはもう勃起しない。真理子に挿入できない。なので、レズ同士の活かせあいになった。唾液でべとべとになったクリを右手中指でゆっくりいじり始める。ああっつ、気持ちいい。クリが次第に固く勃起する。肉芽が頭をだす。肉芽の頭をこりこりといじる。膣穴からは蜜がしたたり始める。右手中指で蜜でぐっしょり濡れた膣穴の浅瀬をかき混ぜる。ああっつ、いいっつ、真理子がまた声をあげる。誠は真理子の唇を自分の唇で塞いだ。むんむんと女の匂いがする。そのまま、膣穴をかきまぜ続けると、ああっつ、いっちゃう、といって、真理子は絶頂に達した。今の誠に肉棒で子宮口の入り口まで激しく突いてあげることはできない。指で何度も、激しく、そしてゆっくりとかき混ぜてあげるだけだ。クリを激しく、こりこりといじりながら。真理子の快楽は、射精という出口を封じられた誠の快楽と一緒だ。出口のない快楽の電流が全身を貫くのだ。それは身体中を走り回り、体をじんじんさせる。再度かき混ぜれば、そのほむらはまた一気に燃え上がるのだ。誠は何度も真理子をいかせ続けた。白い女体がぐっしょり汗をかき、紅潮する。疲れた真理子が誠に抱きついてきた。

「気持ちよかったわ」

 誠と真理子は真理子を上に浴室の床に横になってじっとしていた。誠は真理子をぎゅっと抱きしめた。

「私も昔は男だったの。誠くんみたいに。でも、女になって幸せ。こんなに楽しいんだもの。誠くんが女の子になるのが楽しみ。女同士ってすごく楽しいのよ」

 真理子はうれしそうに微笑んだ。誠はすっかり女らしい体になっていた。ちんぽはほとんど勃起せず、アナルでしかいけない体になっていた。もう、男の世界に戻ることはできなかった。真理子が男だったときいてもあまり驚かなかった。自分がこんな体になるのだということを知ることができてよかったとさえ思った。ちんぽでは行けなくなってしまった誠にとって、ちんぽは邪魔なものでしかなかった。

 12月のある日、真理子は誠につげた。

「あなたの所有者の谷口さんがあなたに会いたがっているわ。どれぐらい女になったか確かめたいんだって。お正月に来て欲しいっていってるわ。その時には、アナルのお披露目もあるわね」

「お、おれはついに男に抱かれるのか?」

「ええ、谷口さんじきじきに抱いてくれるそうよ。本物の女になったら、監禁生活とはさようなら。どこへでも自由にいけるようになるわ」

 誠は複雑な気分だった。完全に女になる。それで自由に出歩けるようになる。妻の恵美子にも会える。でも、もう女同士、同性なのだ。

 12月31日の午前9時、マンションの前に一台のリムジンが止まった。真理子は朝から誠の支度に追われていた。洋服選び、お化粧。なんとか9時には間に合った。レースのついた白いブラウスに、空色のスカート。すっかり女らしい装いになった。体からは香水や化粧品の匂いがする。女の匂いだ。

「誠だから、まこちゃん。これからはまこちゃんって呼ばれるから覚えといてね」

 誠は玄関でヒールのついたパンプスをはかされた。真理子が玄関のドアをあけて、誠を外へ連れ出す。外は寒かった。エレベーターで1階へつくと、出口に白いリムジンが待っている。真理子に手を引かれて、ドアをでた。リムジンの脇には背の高い男が立っていた。

「どうぞ」

 男は後部座席のドアを開けた。

「行ってらっしゃい。楽しんできてね」

そう言って、真理子はドアを閉めた。男は運転席に乗り込んで車をだした。車は静かに走り出した。誠の運命も前へと動き出した。