第6話 バレーボール、そして、大きくなった乳首

茜は1学期の終わり頃に、バレーボール部に入った。身長が160センチある茜は女子の中では背が高いほうだ。バレーボール部に入っている結衣が誘ってくれたのだ。茜は最近では、活発で運動が得意な女の子というイメージが定着してきている。体育の時間は、積極的にバレーボールやバスケットボールに参加している。飛び抜けてというわけではないが、女の子の中ではうまいほうだと思われている。

男だったときは、中学2年からほとんど運動からは遠ざかっていた。睾丸のない、男性ホルモンを分泌しない体は女性ホルモンの影響で女性化していた。そうした体をみられないように体育にはあまり積極的に参加しなかった。身長も男子の中では低いほうだ。小学校の頃はサッカーが好きで友達とよく学校のグラウンドでやっていたが、中学生になって、運動からは遠ざかってしまっていた。

それが、女子になって、身長も高い方に属することになったし、女体化した体を隠す必要もなくなった。男だったからといって、特別に抜きん出ているわけではない。だから、茜は普通に女子に混じって体育を思いっきり楽しんでいた。もともと体を動かすことが好きだったのだ。

バレーボールでは背の高い茜は前衛でブロック担当だ。思いっきり飛び上がって、来たボールをブロックする。唯一の難点は乳房が大きくなってしまったことだ。飛び上がると大きく揺れるのだ。母の瞳にお願いして、体育用のスポーツブラを買ってもらったが、それでもやっぱり揺れる。

「茜、また胸、大きくなったみたいね」

部活終わりに女子更衣室で着替えていると結衣が話しかけてくる。

「本当に大きくなっているの。すごく困ってる。ジャンプするときに揺れるんだもの。乳首が敏感なの」

「私にはちょっと羨ましいけどね。でも、大変よね」

「スポーツブラを買ってもらったんだけれど、それでも揺れちゃうの。揺れると乳首が擦れて」

「触ってもいい?」

茜が返事をする前に結衣が触ってきた。黄色いスポーツブラの間から覗く乳房をつんつんとつつく。

「弾力があるわね。すごく柔らかい」

結衣がブラに手を入れてくる。

「乳首も大っきいわね。4月に来た頃は、ずっと小さかったのに急に大きくなったって感じ」

結衣が乳首を触ってくる。

「乳首はさわっちゃダメ。敏感なの。感じやすいの」

「ごめんね。でも、あとで、2人きりになったならよく見せて」

う、うんと茜は返事をした。結衣は自分のロッカーから制服を取り出して着替えを始めた。結衣は可愛らしいピンクのブラとショーツをしている。茜より胸のサイズは小さい。

茜は乳房が急速に大きくなってから男子からじろじろ見られるようになった。男子は自分の胸を見ているのだ。自分が男だったときは、女子の胸の大きさが気になった。意識しないようにしていても、つい胸の大きな女子に目がいってしまう。今の茜は、自らがそういう女子になってしまったのだ。

家に帰ると、お風呂では母の瞳が、茜の大きくなった胸を触ってくる。

「茜は胸が大きくなったわね。お餅みたいに柔らかい。それにお肌もすべすべ。すっかり女の子の肌質ね。女性ホルモンの効果ね。こんなに効いているのね。男性ホルモンにさらされたことがなかったからかしら。それに若い女の子特有のいい匂いがするわ」

そう言って、瞳は茜の首筋のにおいをくんくんと嗅いでいる。

「どこからどうみても、もう女の子だよね?肌質とか体臭とかも変わっちゃってるみたいだね」

「もう、すっかり女の子よ。お肌も若い女の子のぴちぴちの肌。男の子とは全く違うわ」

瞳が柔らかい茜の女の肌を細くて白い指で撫でた。そして、茜の乳首をつまんだ。つい、ああっ、と声を上げてしまった。

「乳首もこんなにぷっくらしている。それにすごく敏感なのね」

「乳首はまずいの。すごく敏感になっているの。スポーツブラをしていても上下に揺れると擦れちゃうの」

「ママのはこんな感じよ。触ってみて」

瞳は自分の乳首を差し出したので、茜はこりこりといじってみた。瞳の乳首もぷっくりして太めだ。その下には大きな乳輪がひろがっている。瞳も、ああっ、と声を出してしまう。

「私も感じやすいの。茜と同じね。女の子になった茜はすごく可愛らしいわ。男の子だったからどうなるか心配だったけど、こんなに可愛らしくなって。私の娘になってくれてすごく嬉しいわ」

そういうと、瞳は茜を抱きしめた。

眠るときは、同じベッドの姉の恵子が抱きついてくる。

「また、お胸が大きくなったわね。ズルい子。それにお肌もこんなにすべすべ。いい匂いがするし、すっかり女の子」

そう言って、恵子はブラをしていない茜の乳首を親指と人差し指で摘んだ。茜も恵子も窮屈だからと眠るときはブラをしていない。

「だめ。やめて。お姉ちゃん、本当に感じちゃう」

「茜、乳首で行かせてあげる。本当に可愛らしい妹になったわね。こんな体になっちゃうなんて思わなかったわ。どこかはまだ、お兄ちゃんのままなんだと思っていた。でも、もうどこにもないんだね。すっかり、妹の茜になっちゃったのね。乳首で行けるのはその証拠」

そう言って、恵子は茜のぷっくらした乳首をこりこりといじった。

「ああっ、だめ、乳首が勃っちゃった。固くなってる。だめ、だめ、本当に行っちゃう」

恵子は手を休めなかった。ぴんと勃起した乳首を恵子が押しつぶしてこりこりすると、激しい電流が茜の体を貫いた。ああっ、と言って、体をガクガクっとさせて行ってしまった。体は汗でびっしょりになっている。

「茜は乳首でいけるのね。すごいわ。私にもして、私も乳首が敏感なの。ママと同じ」

「お姉ちゃん、お返しに行かせてあげるね」

そう言って、恵子のパジャマの胸をはだけさせて、その乳首に手を伸ばした。恵子の乳首も茜のに負けないくらいぷっくらしている。小ぶりな乳輪がその下に広がっている。茜は恵子の乳首を親指と人差し指でつまみあげた。お餅みたいにびよーんと伸びる。茜はその乳首をこりこりと押しつぶした。

「ああっ、すごくいいっ。気持ちいい」

恵子が声を上げた。さらにこりこりと押しつぶすと、ああっ、と声を上げて、体をがくがくさせて行ってしまった。