第5話 初めてのアナル

雪子と美樹の二人だけの監禁生活が始まった。食事はドアが開いて差し入れられる。時々、女が入ってきて、雪子に女性ホルモンを打っていく。それ以外は二人きりだ。部屋の中は女の匂いが充満し、次第に雪子の体に染み付いていく。

美樹は雪子を三面鏡の前に座らせると、化粧の方法を教える。ファンデーションを薄く塗り、アイライナーでアイラインを引き、つけまつげをつける。チークを塗り、リップを引く。その上からつやつやのグロスを塗る。派手な商売女の化粧だ。商売女にとって、化粧は基本中の基本だ。二人きりの監禁生活なので時間はたっぷりある。美樹は雪子に何度も丁寧に教える。ファンデーションやチークは雪子の肌に馴染み、雪子の肌は女の化粧品の匂いがするようになる。雪子は次第に上達していく。女になるということは、化粧が毎日の当たり前になるということだ。

雪子が一人で上手に化粧ができるようになると、

「うまくなったわね」

と美樹が褒めてくれる。雪子はニューハーフの商売女としての化粧を覚えていった。

その他に、美樹が時間をかけて丹念に雪子に教え込んだのは、アナルセックスだ。まずは、アナル浣腸によって、直腸をきれいにすることを教え込まれた。お客様のちんぽに汚れたものをつけてはいけないのだ。

部屋にはバスタブとシャワーがあり、トイレも一緒になっている。美樹は雪子をバスタブに全裸で四つん這いにさせた。玉のない小さなちんぽがぷらぷらとぶら下がっている。

「まずは、アナルに指を入れるわよ。ひやっとするから我慢してね」

美樹は手袋をはめ、人差し指にグリセリンを塗りたくると、優しく雪子のアナルをいじり、ゆっくりと中に沈めていく。

ひやっ、雪子が体をびくっとさせて声をあげる。

「指が入っているわよ」

「あっ、入っちゃってる。入っちゃってる」

雪子には初めての経験だった。美樹は雪子の処女アナルをかき混ぜた。

「ここに浣腸液を入れてきれいにするのよ」

浣腸液パックのチューブの先をアナルにいれて、グリセリンを雪子の直腸内に流し込んだ。雪子のお腹が少しふっくらと膨らんでいく。

「く、苦しい」

「我慢しなさい」

浣腸液パックを全部入れ終わると、アナルストッパーをグリセリンでべとべとにしてアナルに押し込んだ。美樹がぐりぐりと指で押し広げたので、雪子のアナルはストッパーを飲み込めた。

「どれくらい我慢するの?」

「10分ぐらいよ」

「お腹が苦しい。我慢できない」

柔らかいお腹がぐりぐりとなって雪子は呻いた。

「ストッパーが埋まっているからできないわよ。我慢しなさい」

う、うん、仕方なく雪子は頷いた。

10分ぐらいして、雪子はバスタブの中で四つん這いのまま、アナルプラグを抜き取られた。勢いよく、茶色に汚れたグリセリンが吹き上がる。体は汗でぐっしょり濡れている。長い黒髪も汗でぐっしょり濡れている。男だった雪子には恥ずかしさよりも、お腹の痛みから解放された喜びが先に立った。

「あと1回よ。今度は自分で入れてみなさい。毎日のことになるんだから、自分でできないよね」

雪子は、美樹から手渡された浣腸パックのチューブの先にグリセリンを塗り、M字に座って、小さなちんぽの後ろあたりにあるアナルにそっと入れていく。ひやっと変な、嫌な感じがする。なんか気持ち悪い。

「あと少しよ、先端が入れば、押し込めばいいのよ。チューブを持っている右手でぎゅっと押し込んで」

やりたくはなかったが、これからここで暮らしてくためにはやらざるおえない。すごく嫌な感じなのを我慢して、チューブを押し込んだ。

「左手で浣腸パックを持って、押すのよ。右手でチューブを抑えてね」

美樹はこういうことがまるで当たり前みたいに言っている。雪子は浣腸パックを左手で持って、強くぎゅっと押した。冷たいグリセリンが直腸に流れ込み、ひやっとする。ほとんど入ってしまうと、美樹が浣腸バックを強く押して、残りのグリセリンを雪子の直腸内へ押し込んだ。

「自分の指で栓をするのよ」

美樹はチューブを持っている雪子の右手中指にグリセリンを塗った。

「さあ、チューブを外して、中指を入れるのよ」

「ゆ、指をいれるなんて、そんな」

「さあ、やる」

そう言われて、しぶしぶ雪子はチューブをアナルから抜いた。美樹は雪子の指を後ろからアナルに持っていき、ゆっくりと沈めた。指は意外にもすんなりとアナルに入っていった。

「どれくらい我慢すればいいの?」

「10分ぐらいよ」

雪子の直腸はぐりぐりと蠕動し、なにかが這い回っているように苦しかった。雪子が、綺麗な顔を歪めて、苦しい、と呻き声をあげる。

10分ぐらい我慢させると、美樹は指の栓を抜いて、トイレの便座に座らせた。雪子の大きな白い尻から、勢いよくグリセリンが吹き出す。ああっ、と雪子が声をあげる。苦しさから解放された喜びだった。

「これは、アナル拡張の前準備、アナルの洗浄にすぎないわ。これから、毎日、こうして洗った後、少しずつアナルを拡張していきましょう。アナルはニューハーフの商売道具なんだから」

美樹はそういってにっこり微笑むと、どこからかアナルビーズとローションを持ってきた。

「まずは1センチのアナルビーズから始めましょう。また、バスタブに四つん這いになって」

雪子をバスタブに四つん這いにさせると、アナルにローションを塗りたくり、アナルビーズもローションでたっぷり濡らし、アナルにゆっくりと沈めていく。美樹はビーズを奥までは差し込まず、浅瀬をゆっくりとかき混ぜる。それは雪子の中の何かにぶつかった。そこからこんこんと快楽が湧いてくる。

「ああっ、気持ちいい」

雪子は思わず声を上げてしまう。気持ちいいのは、ちょうど小さな女のちんぽの裏あたりだ。

「ここが前立腺よ。ここでオナニーを覚えましょう。ニューハーフにも性欲はあるんだから、発散させないと。でも、ちんぽはもう使えないわね。だから、アナルの前立腺オナニーが、ニューハーフには唯一の性欲発散なのよ。雪子はちゃんと覚えないとね」

そういうと、美樹はぐんにゃりした雪子の女のちんぽを左手で優しくしごき、亀頭を皮の上から優しくいじり始めた。

「ああっ、気持ちいい」

それでも小さな女のちんぽは大きくなることはない。美樹は右手のアナルビーズで前立腺を何度も刺激し、左手でちんぽをやさしくいじくりまわした。快楽は突然、大きな津波となり、雪子の体を電流が走り抜ける。雪子は、ああっ、いいっ、いっちゃうと声をあげて、体をがくがくっとさせて行ってしまった。ぐんにゃりしたちんぽがどろっとした透明な液体を吐きだし、美樹の左手を濡らしてしまう。雪子には初めての前立腺オナニーだった。こうして、雪子はニューハーフの快楽を知った。雪子ははーはーいって、白い体を赤く紅潮させ、長い黒髪を、白い体を汗でぐっしょり濡らして、バスタブに突っ伏している。

「行っちゃったのね。気持ちよかったでしょう?シャワーで綺麗に流してあげるわね」

バスタブに突っ伏したまま、雪子は

「すごくよかった」

と呟いた。美樹は暖かいシャワーを出して、優しく、雪子の体を洗い流してあげた。

「もう一回しましょう。私も興奮してきちゃった。もう一回行かせてあげるわ。そうしたら、私にもしてね」

雪子の体を綺麗にすると、もう一度アナルビーズにローションを塗り、直腸の浅瀬にある、前立腺をくりくりとつつきまわした。

「ああっ、そこが気持ちいい。すごくいい」

雪子は自分で自分の小さなちんぽをしごき始めた。もう、皮は剥けない。皮を被った状態の亀頭を、アナルをアナルビースで突き回された状態で、何度も激しくしごいていく。前立腺が刺激されるたびに、ああっ、いいっ、と声が出てしまう。何度も小さな波がやってきて、それがお互いに干渉しあって大きな波になっていく。ちんぽは大きくならず、ぐんにゃりしたままだが、快楽はそこからも発生している。美樹にさらに前立腺を小突き回されると、高まっていた快楽のダムが一気に決壊した。

「ああっ、いいっ、行っちゃう、行っちゃう、もう限界」

大きな声をあげて、雪子は行ってしまった。ぐんにゃりしたままの女のちんぽがもう精子の混じっていない、透明な液体を吐き出した。

「また、行っちゃったわね。すごく気持ち良さそう。私もむらむらしてきちゃった。おまんこのクリトリスをいじって、私を行かせてね。女にも性欲はあるのよ」

そう言って、はーはー言っている雪子を暖かいシャワーで洗い流すと、美樹はバスタブの雪子の前にM字に座って、おまんこをぱっくりと広げた。